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233季 面接、その愛


「今日は面接なんだ。気合いを入れないと…!」

「飛翔さん!頑張ってくださいね!夕飯は佳奈に作らせますので!」

「今日は結花さんが当番でしょ!…じゃあ、行ってくるね。」


そう、今日は就活の日。まだ3年の夏休みだというが就活は待ってくれない。もっといい条件があるのだろうと思っていたが、説明会でも初任給は20万が良い方で大体は18万ほどである。この世界において大卒は高卒と同じ扱いなのだろう。そんな中で22万の学食で働くことは素晴らしいことである。


「面接するのは緊張するなぁ…」

「飛翔さん、中に入ってください!」

「失礼します!」

「どうぞおかけください…ちょっと真音、質問お願いします。」

「飛翔よね。質問かぁ…これ京子から聞いたんだけどさ、ボトルに尿を入れてますか?」

「入れてないです。というよりなんだこの質問。」

「いいじゃないですか。今日面接官私たち2人だけなんですよ!暇なんですよ!」

「こほん、次の質問ね。なんで学食作りを手伝おうと思ったのでしょうか?喜ばせたいとかそういうの抜きで教えてください。」

「…つまり本音ですね…いや、嘘つけって言うのですか!?」

「…じゃあ君は不合格ね。そんなことはどうでもいいけどなんか質問ある?」

「ちなみに他に面接したのは誰かいるのですか?」

「それがいないのですよ…というか私たちが起業してるようなものですから…なんでこれでいけると思ったのでしょうか…」

「ということは…僕は…」

「内定よ。既に内定はしてたけどね。私たちは飛翔がなんやかんや必要なのよ。」

「そうですね。私たちの精神的支柱として、あと話し相手として…ですね!」

「…ところで下で雪見なかった?さっき買い出し頼んだんだけど…」

「見てないです…というか、面接は終わりですか?」

「終わりよ。飛翔は雪を見てないのね…あ、来週も面接あるから面接官を手伝ってくれないかしら!」

「それは構わないけど…」

「よかったです!さぁ、そしたらちょっと待ってて!今日の面接者はもう1人いるの!」

「そうですね…さくらさんです。」

「あ、雪と一緒に来たみたい。」

「さくら、あなた合格よ。内定は出てるからどうするか決めてほしいわ。」

「簡単です!もう確定でお願いします!」

「これで学食は5人になったわね…あ、飛翔はハーレムになっても大丈夫よね!?」

「…18禁な関係にならなければ」

「問題ないですって…!」

「さくらは強引だねぇ…ひーくんはそういうの求めてないってよ。」

「えへへ…冗談ですよ…!」

「そうと決まれば、あとは単位を取って卒業するだけですね!」


きっとここで出会ったかけがえのないメンバーで学食を盛り上げる、これ以上に素晴らしいことはあるのだろうか。

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