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231季 学校は静かに、楽しみは近づく


「緊急で集まってもらったわ…どうやら…大変なことになるみたいね。」


夏休みの学校は静かだ。それなのに学食だけとてもうるさい。いや、うるさくなったのだ。


「飛翔も聞いたよね?私も驚いたわ…まさかコンテストがあるなんて!」

「そうなんだよ…びっくりしちゃったよ…」

「まぁ、これもいい機会ですので、宣伝しちゃいましょうよ!」

「…ねぇ、私たちの学部以外の人にも宣伝しなきゃじゃない?」

「…たしかに!」

「でも知ってる人いなくない…?会長に伝えてもらおうよ!」

「…あの生徒会ってね、実は学部ごとなの。」

「しかも…法学部と文学部でしょ…今は人が少ないんだよね…」

「ゼミ一つずつ…でも、なんとかなりそうだよ。それに…料理コンテストで優勝すれば賞金が出るんだから!」

「だね!…ところで…他のみんなどこなの?」

「さくらさんとことりさんとみなみさんは調査だそうです。サーシャちゃんと俊一くんもです。」

「心美と涼も今日は用事らしいし…」

「…そうだ。ちょうどその時にこのチケットもらったんだけどさ。」

「これ…夢川奏のライブのチケットじゃない!」

「しかもソロライブ…もしかして会ってきた?」

「だって他に人がいなかったからさ…」

「…それにしても本物ですか…すごすぎて言葉が出ないです…」

「初めてのソロライブだからね、私たちも行かないと!」

「これ私たちも行けますよね!?」

「もちのろんだよ!」

「よっしゃあ、それじゃあ当日は9時に駅に集合ね!」

「その前に振り付けを覚えようよ!」

「それとコンテストの料理も!」

「去年の映像があれば…振り付けの映像は持ってきましたけど…」

「それじゃあ今日はダンス練習にしようか。」


そのあと振り付けのダンスを練習して帰った…いや、帰ろうとした時だった。


「ふと思ったんだけどさぁ、僕たちってずっとこのままかなぁ…」

「どうしたの?急にそんなこと言ってさ。」

「僕たちは将来ずっとこのままじゃない?このまま何もなく平和ならいいんだけどさ…」

「そういうことかぁ!てっきり私たちを嫌いになったのかと!」

「飛翔さんはそんなこと言いませんよ…もし言うのなら私たちが何かしてますよ。」

「そうね。例えば仲間割れとか居場所を奪うとかね…」

「居場所を奪われた悲しみは誰よりもわかってるはずなんだけどね…もしそうされたら僕は君たちを嫌いになるだろうね。」

「でも、こうやって笑っているうちは大丈夫だよ。だって、飛翔の笑顔って昔じゃ見れなかったもん。」

「そうだよね。雪は飛翔のことよく知ってるもんね。」

「…だったら私たちがすべきことはわかるよね?この笑顔を守らないとね。」

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