230季 学食の今、ライブは今度
「今日は遠い所からご足労かけたな…私はきらら大学の学食担当、蟹江海美だ。」
「浜中大学から参りました神崎飛翔です。」
「同じく浜中大学から参りました生徒会書記の錦木と申します。」
「同じく浜中大学3年、夢川奏です。」
「本日は学食の調査、並びにこの大学の調査に参りました。短い時間ですが、よろしくお願いします。」
学校の調査が始まった。緊張感のあった部屋はたった一瞬で明るくなった。
「あ、飛翔くん!お久しぶり!京子の姉です!」
「そういえばこの大学でしたね!ところでここの学食の特徴ってどうでしたか?」
「…早速だが、学食の魅力ってなんだろうか。」
「僕は単純に美味しさ、それと安さですね。」
「私もです。」
「私はそれよりも健康かどうか考えています。」
「そうだね。確かにそれも必要だ。私たちはそこに選べる楽しさを設けているんだよ。」
「選べる楽しさ…ビュッフェ形式…の学食?」
「そうだ。そのために我々は学食を外注している。もちろん、学生が作る日もあるがな。」
「学食の外注ですか…」
「それで、学食の反応はどうなのでしょうか…」
「まぁ、選べるから良いって声もあるが、味についてはあまり良いとは言えないな。」
「私たちも試食したのですが…その…」
「以前の制度を廃止したからこうなったのだけど…正直そのせいなのかな…」
「…すみません、現場って見られますか?」
「あぁ、いいですけど…」
現場を見に行くと、機械で効率化していたり発注の仕組み整っていたりなどのシステム面での効率化が図られていたが、人の暖かみは全くなかった。
「なるほど…機械化は進んでるのね…」
「しかし味については…今後アンケートを取らないとだな。それに、ここの料理サークルとも連携しなければ…」
「その料理サークルが今度出場なんですよね?」
「あぁ…だが…1人しかいないんだ。私の方で助っ人を頼もうと思うのだが…でも、その子も料理がうまいんだよ。なんというか…見ていても食べたくなるような良さなんだよ。」
「…今度こっちに来させてみてはいかがでしょうか。僕の方から話は通すので。」
「私も会長に連絡します!」
「ありがとう。それでは頼んだぞ。」
こうしてきらら大学の調査が終わった。生徒一人一人を尊重する大学で、学部も多いことからこれからに期待したい。
「今日はありがとう…あのね、今度私ライブあるの。良かったら見に来てくれない?」
「…すいせい、どうする?僕は行くつもりだけど。」
「当たり前でしょ。行くに決まってますよ。」
「チケットはあと何枚あるの?」
「…みんなの分ありますよ。友だちを誘ってください。」




