228季 今日は調査、夏休みの始まり
「あー夏休みだぁ!」
「夏休みならそうね…」
テストが終わり、8月を迎える今日この頃。何もすることがない。大学というのは夏休みに宿題を出してくれないので自由なのだ。
「飛翔さん!最近惰眠を貪ってませんか?」
「惰眠って…でも最近確かに適当に探してるなぁ…」
「暇なのはわかりますけどこのままだと…なんか嫌です!」
「そうだよなぁ…そうだ、フィールドワークに行こう。」
「ふぃーるどわーく?なんでしょうか…」
「おや、結花さんじゃないですか!お久しぶりです。フィールドワークが何かについて説明しましょうか?」
「…誰でしょうか。」
「飛翔と同じゼミの一ツ渡瑞穂です!フィールドワークとは実際の場所に行って調査することだ!飛翔の場合はたぶん卒業論文のための調査になるから…お金が大変だぞ…?」
「それなら言ってくださいよ!どこに行くのですか?」
「まぁ、最近気になっていたから夜見川行きのバスの実態調査に…」
「それよりも温泉の方がいい。それを調査する人を知ってるからさ。」
「…そういえば飛翔さんって何の学部でしたっけ?」
「あー…社会学部なんだよね。学食サークルはただの趣味だったんだけどさ、いつの間にか仕事になってたって感じ。」
「そういうことだったのですね!」
「…実は、本当は課題のためなんだ…学部の課題で住んでる街以外での調査を頼まれてるんだ…しかも夏休み中に提出の…」
「これって単独じゃないとダメなやつでしょうか?」
「いや?富内教授曰く学部全員参加のパーティーの場でチームごとの発表にするから大丈夫だってよ。」
「そうでしたら隣の住民たちを誘えばいいじゃないですか!」
「…今聞こうか?」
「…あ、私は雪と京子とやるから他を当たって?」
「実は今回の調査…飛翔さんには申し訳ないんですけど…男子禁制なんですよ。」
「私たちのフィールドは女子大学とそこの学食でね…そうだ、他のゼミの人も誘いなよ。」
「…そうだよね!」
「私もあずにゃんとみのりとやるからさ、他の人誘ってくれると嬉しいな。」
「…そうなるとだな…」
「僕あそこ調査しようかな!」
「あそこって?」
「みなみの!みなみのときらら大学だよ!」
「そういえば第5期はいつ放送開始なのでしょうか…」
「…とりあえず日程と計画…あと共同調査者を片っ端から調べないと…」
「ふふ。どうやら惰眠を貪ってプー太郎にならずにすみましたね…!」
「…結花さん、今日は当たり強くないですかね…?」
「実は…実は試験の結果が届いたんですよ!」
「そういえば…佳奈はどこなの?」
「実はわたくしは余裕で合格したのですが…佳奈が最終面接に行ってまして…」
「わかった。とりあえず僕は調査の準備に進むよ!」




