226季 夏休み、ランダムなテスト
「忘れてた!夏休み前にテストがあることを!」
夏休みまであと少し。しかし、テストの壁は避けられなかった。この学部54人中34位までにいなければ夏休みの期間ずっと補習である。テストは3日間、3教科ずつ行われる。いつものゼミと違い、ランダムに振り分けられたクラスに行かされるとだけあり、色々と困惑するだろうが、果たしてテストは成功するのだろうか。
「この教室だね。学部でランダムとは聞いたけど、6人ずつなのかな?」
「……ごめん、暇だ。教科の勉強は終わったのにまだ誰もいない。テスト前に勉強って普通じゃないの?」
「あれ!?飛翔じゃないですか!」
「サーシャじゃないか!テストどうなの?」
「いやぁ、そこそこ頑張りたいですよ〜」
「この教室でいいのかな?あれ?飛翔とサーシャさんじゃない!覚えてる?」
「…あれ?美悠!?明るくなったねぇ〜」
「昔眠そうだったよね〜」
「いやぁ…最近不眠症治っちゃってねぇ…夢食べないとダメなのにね!」
「おや、みなさんどうも。水輝です。」
「水輝!ここだったんだ!あれ?千歳も後にいるやんけ!」
「飛翔さんは結構繋がりあるんだねぇ〜」
「そうですね!」
「最後になっちゃった!」
「…誰!?」
「あれ?覚えてないの?飛翔くんは特に…瑞穂だよ!」
「瑞穂!久しぶりだな!」
「瑞穂さん!?ひぃ…逃げたい…」
「逃げないでください。試験監督の東福寺です。テストは65分、3教科の時間は黒板に書いておいたからな。あと、学生証を見せなさい。」
「東福寺教授、こんにちは。」
「こんにちは。今日は何教科受けるんだ?そうだ、みんなも答えてくれると助かる!」
「飛翔さんは1教科ですね。」
「そう。他にいるかい?」
「私も〜」
「私もです。教授。」
「…わかった。とりあえず石川さん、小見川さん、神崎さんは1教科、金沢さんと一ツ渡さんは2教科、仙崎さんは3教科でいいな?」
「はい!」
「そうだ、試験中はカンニングをしない方がいい。昔した人がいたが…今はもうわからないんだ…さぁ、試験開始。」
試験はそこそこに始まり、時間が終わった。この3日の間、このメンバーでテストに挑み、気づけばテストが終わった。一方学食の方はと言うと…
「今学期も学食終わりねぇ…」
「結構楽しかったですよね!」
「京子…私たちこれ3年目…じゃない?」
「3年目…結構経ちましたねぇ…」
「ゴミ出し終わったよ!…これから夏休みかぁ…何しようか…」
「あのパーティーの様な事…したいですね!」
「今度は会費きちんと払えるように!」
「でもそんなことよりテストの結果が心配だよ…」
「大丈夫、まずは夏休みの予定を決めよう!」




