225季 夏休み前、気ままな天使たち
「週末が来た。しかし、雨である。」
「しかし今日は天使の会議である。」
「さぁ、他の天使を迎え入れますわ!」
空は雨模様だが、家の中は晴れ模様である。天使に集合をかけた。
「天使長は遅いですね~」
「そうですわね~」
「全く、誰が遅刻してるんだ。」
「そうだな。初音様…!?」
「というかこれ私が仕込んだんだ。忘れてたわ。」
「そうですよね!?」
「まぁ、昨日から泊まってたからな。飛翔たちには口止めしてたんだよ。」
「だから昨日の晩御飯ステーキだったんだ。」
「え!?そうだったの!?」
「飛翔さん…わたくしたちはカットステーキだったじゃないですか。」
「しかも丼にしてたな。」
「そうだよ!…誰かチャイム鳴らしませんでしたか?」
「開けたよ!魅華子です!」
「魅華子だったか。どうぞごゆっくり~」
「今日の会議の内容は?」
「遥希と真白が来たらな…」
「真白って誰やねん!」
「美白ね?名前間違えられて泣きそうだよ…」
「むしろ嬉しいんだろう?」
「目白くなってますわぁ!」
「もういいよ!」
「おぉ!遥希もやっほい!」
「じゃあ会議を始めよう。今日の会議の内容は…夏休みに何をするかについてだ…」
「私はスイカ割りしたいです!」
「いいですわね!」
「それなら海で遊びましょうか。」
「海かぁ。良いね!」
「あとはどこか遊びに行きたいですね。」
「飛翔は大学生なんだから就活や卒論を考えた方がいいのでは?」
「なぜに!?」
「飛翔さんは就職先決まりましたわよ?」
「あぁ、大学の学食でしょ?月に24万モイ。結構稼げるよね。」
「京子や真音、雪やさくらなどサークルのほとんどがそちらに就職するからね。」
「あのサークルって仲良いですよね…この天使たちに比べて…」
「いや仲いいだろ。少なくとも私とは。」
「僕はみんなと仲良いと思いますよ…少なくとも憎み合う関係ではなさそうだよ。」
「憎み合うのならわたくしはまた…」
「おーい、死ぬなぁ…死んだら私と飛翔が泣くぞ~」
「それはよくないよ!」
「…さて、学食サークルの夏はどうなんだ?」
「まだ決まってないんですよ。でも…夢川奏のライブが当たったら…」
「…歌姫の!?」
「はい。歌姫ですよ。」
「…当たるといいね!」
「当たったらサークルで行きたいなぁ…って。」
「きっと当たるだろう。私が祈っている。」
「わたくしもですわ!」
「僕たちもどこか行きませんか!?」
「今その話してたよね!?」
「ところで…この会の本題は何でしょうか。美白が退屈そうだったので。」
「え!?」
「今回の会合か…もう終わりでいいよね?」
「はい、終わりにしましょう。」
「解散!よし帰るか!」
「飛翔はここでしょ!」
こんな感じで天使たちは解散した。気ままな天使たち、夏休みは何をするのだろうか。




