221季 協力の証、悲しい涙
「昨日は行けずに申し訳ありません。」
「電車が止まっちゃって…代わりに西町で買い出しできたけど…」
「今日も行くよ。」
会費徴収だけで何話分になるのやら、今日が最終回であってほしい。
「わたくしたちも徴収するので名簿をお願いします!」
「まぁ、いいよ。」
「あ、おはよう!一緒にゼミに行こう?」
「そうだな。」
こうしてゼミが終わり学食も終わり…会費の徴収に入る。
「結花と佳奈、進捗どうでしたか?」
「…ぐすん…」
「あいつ酷いんだよ、なんであんなこと言うんだよ…」
「誰?その人…」
「男だったよ。そこしかわからなかったよ。」
「…そこの天使。私が話を聞くよ!」
「西園寺教授…最近どうしたの?」
「…佐原教授の教育をしてるじゃない…あの人は目を付けた人を一人前にしたいからね…」
「情に厚いんですよね…」
「あの…さっき払おうとしたら話しかけられなかったんですが…」
「あ、すみませんゼミと名前お願いします。」
「佐原ゼミの高嶺夜晴…もしかして忙しかったですか?」
「いえ、金額は問題ないです…佐原ゼミのお話ってできますか?」
「あぁ…あの教授ね…今日来てたよ。」
「先生についての印象を教えてほしいんだ。」
「…一言で言えば、最低な野郎だね。さわやかなイケメンだけど、ヒモで美人に言い寄るんだよ。もし断られたら泣くまで罵倒して殴るんだよ。佳澄ちゃんとりりかは最初から罵倒されて泣いてたし…真音ちゃん、西園寺教授が途中いなくなった理由、わかるよね?」
「あぁ…そういうことだったのか…私たちには酒が切れたからって言ったのに…」
「…なるほどな。あ、その二人の会費はあとで美悠が持ってくるから。」
「ありがとう、次の方~」
「すみません、西園寺ゼミの阿部涼です。遅れてごめんなさい。」
「はい…涼はどうして遅れたの?」
「親がお小遣いをくれなくて…」
「可哀想に…次の方~」
「佐原ゼミの石川美悠です~」
「美悠さん…あ、ということは二人の分も…?」
「夜晴から聞いてましたか~そうなんですよ~…あ、今日は真音と飛翔だけなのね~雪ちゃんと京子ちゃんはどこ~?」
「…二人とも結花と佳奈を落ち着かせているよ。」
「…なるほどです~」
「次の方、こちらに。」
「星野ゼミの西村です~」
「…って!心美かい。苗字で言われても一瞬誰だと思ったわよ!ありがとう!次!」
「富内ゼミの大村拓哉です。」
「拓哉君、後ろに色々いるよね?付き添いでしょ。名乗りなさい。」
「あれ!バレちゃった!」
「あれ?美紀じゃない。」
「はい…払いますね…」
「今度お話ししましょう!」
「今日はこれで…」
「まだまだよ。次。」
「星野ゼミ、雷電香苗です。」
「香苗ちゃん…初めましてですよね?」
「そう!結構パーティーではっちゃけたのに…なんで覚えられてないんだろう…」
「お疲れ!次!」
「東福寺ゼミの久住陽彩だよ~それと!」
「豊里かもめです~富内ゼミの~」
「はいありがとう。あ!かもめちゃん、わかばちゃんは来れそう?」
「…ごめんね。彼女の分は預かってるんだ~はい。」
「みんなありがとうございます。次の方お願いします。」
「京子に受け付け変わったんだ~あ、伏見麻依だよ~」
「あ、ありがとね~」
「今日はこれで…」
「そうですね。これ以上は人がいないので…」
気づけば夜6時になっていた。しかし、結花の泣き腫らした目はさっきまで泣いていたのではないだろうか。それぐらい腫れている。




