219季 講義の居眠り、起き抜けのカレー
空は青く高く広がり、予報と逆な天気になった。天気予報士も涙を流すだろうが、この家では朝からお祭り騒ぎである。朝ごはんを食べて家を出て、神楽阪の駅の改札を抜けて…大学の最寄り駅へサラっと抜ける。大学への道は一直線で、ご飯屋の通りが終わるとすぐに大学だ。門を抜けて1限の教室に向かうと…
「はい、今日は食における課題について…おい神崎、まだ1限だぞ。」
「富内教授、おはようございます。今日はこの講義を受けようと思って…」
「そういうことか。じゃあ講義続けるぞ~」
そして講義が終わると…
「今日はどうして受けようと思ったんだ?」
「パーティーの会費の徴収の宣伝のためです!」
「あぁ、蟹江がやってたやつか!そうか、やっぱり必要だったんだな…行きたかったけどな…あの日は仕事があっていけなかったんだ…とりあえず今週伝えておくな!」
「ありがとうございます!」
「次は…3階だな…」
「あ、神崎君!」
「星野教授!それと東福寺教授!」
「…事情は分かった。伝えておく。」
「ごめんね、ちゃんとわかっておくべきだったよ。」
「いえ、お気になさらず。」
「2限は…南川先生のところに行くといいよ。」
「ありがとうございます!」
こうして2限の教室に行った。
「飛翔くん!あ、パーティーの会費ね!たぶん大丈夫だから!」
「飛翔か!パーティーに私を呼べよ~」
「あぁ、西園寺か。呼ぶわけないだろ。」
「会費は払うから~…待った、うちのゼミ払ってない人いるなぁ…学食に15時だろう?集めておくからな!」
「ありがとうございます!あと佐原教授だけですね…」
「壮介か…あいつなぁ…」
「ごめんね、私たちが伝えておくからね。」
「すみません…」
「いや、いいの…飛翔が謝ることじゃない。」
「壮介君ね、あの戦争から変わったの…」
「そうだったんですか…あ、学食食べに行ってきます!」
「いってらっしゃい!」
食券を買って、列に並んで食券を渡す。しかし今日の僕の食券はカレーライスなはずなのに、出てきたのは野菜マシマシアブラマシマシニンニクカラメのラーメンだった。
「これを食えってのかよ。カレーの大盛りじゃなくてラーメンの地獄盛りじゃねぇかよ。」
「残したら血を吸うからね~」
「いらねぇだろその吸血鬼設定。」
「…本当のことを言いますとね…サーシャちゃんが間違えちゃったんです。だからそれを全部押し付けたんです。」
「ごめんなさい!」
「さくらちゃん…今誰が厨房と受付してるの?」
「厨房は涼君と俊一君と心美ちゃんが、受付はサーシャちゃんがやってます…」
「ありがとうね…そうだ、今日も15時からパーティーの徴収始まるから手伝ってもらえるといいなぁ…」
今日の徴収は、1話分の収穫になりそうだ。




