217季 控えからメイン、サイゼの始まり
「へぇ~控室ってこうなってるんだ~」
「ここは応援者のための席です。実は今年、応援者はあなたたちだけなのでささやかながら豪華にしておきました…」
「…ありがとう…麻依。」
「あ、真音じゃないですか。それに飛翔も…ちょっと外向けのテンション崩していい?」
「しっぽが隠れてない!」
「そうですね…これで余ったら全部私のものになるから…」
「そうはさせないわ…それに…あんまり量がないじゃない…」
「そうなんですよ…正直真音が来ないと思ったから…」
「まぁまぁいいわよ。しかし、結構いるんだね~」
「今年は少ないですよ。100人ですから。」
「合格はどのくらいなんだ?」
「8割以上の人からランダムですって。」
「そうか…」
こうして時間は過ぎていく。その中で、浩介と由依がどうやら…
「中村さん…少しいいでしょうか?」
「由依さん、どうしました?」
「少しだけ…辛いの…」
「…麻依!応援部屋ってここ以外にもある?どこでも大丈夫だから!」
「隣どうぞ~」
「飛翔、応援しよう!」
こうして部屋を離れた。隣で何が起きていたのか…今は想像もしたくはない。しかし一つ言えるのは…ここで話す内容ではないだろう。
「あ、試験が終わったぞ~」
「ありがとう…浩介たちはどうなの?」
「…今も…」
「…」
誰も何も言えなくなった。飛翔たちはそそくさと外に出た。
「空気が綺麗だわ!ねぇ、飛翔!」
「山じゃないんだから…と、いつもなら言うんだろうね…」
「やっぱり汚かったんだ…」
「サキュバスの欲が気持ち悪く見えたよ…」
「あ、飛翔さんと真音さん!」
「試験終わったよ!」
「結花と佳奈じゃないか。」
「受験お疲れ様。一緒にお昼でもいかが?」
「いいですわね!そういえば西町のアイレジアスがサイゼリヤになったのでオープン記念にでも行きましょう!」
「おぉ!」
列車に揺られて西町に。試験の感想と応援席での事件を話した。
「そうでしたか…あ、美味しいですわ。」
「やっぱり玉ねぎのズッパは外さないわね…ワインも美味しいわ。」
「でも森ときのこのピザはそれを凌駕して美味い。」
「全部美味しいってことでいいんじゃない?それよりも…試験は問題ないのにそっちで何してたの…」
「由依さんと浩介さんがね…」
「あぁ、あの二人があんなことを…ちょっと引きますわね。」
「でも…二人が幸せならいいんじゃない?」
「それもそうね…あ、一夫多妻制になって欲しいと思ったの私だけ?」
「まぁ、僕は誰でも適度に愛すよ。」
「知ってるわよ…でも、ハーレムにならないかな…」
「ハーレムですか?今もそんなに変わらないでしょう。真音さんは飛翔さんに恋愛感情を持っているのでしたら…」
この作品もそういう路線に行くのか!?




