214季 休んでもいい、日常は進む
「そういえば…」
「あのパーティーのお支払い…してもらってないですわね!?」
「俺の出番か!」
あのパーティーの会費は払う予定になっていたはずだ。一人1000モイ、全員で60万モイになるはずだ…しかし、実際には8000しか集まっていない。一体どういうことなのだろうか。
「あなたは誰?」
「俺は中村浩介!ただのヤクザだ!」
「そんな自己紹介はないですわ!というか次期魔王選挙に立候補してませんでした!?」
「あぁ!ネタ半分でな!」
「結果は0票だったんですよね…」
「それが150票来て2位だぞ…神川さんには遠く及ばなかったがな…」
「一位が1万票行けば…それはね…」
「…あ!浩介じゃない。お久しぶり!」
「真音か、お久しぶりだな!」
「どうせまたマグロ漁船に乗ってったんでしょう?」
「…マグロ?あれは趣味だぞ…カニ漁も趣味だし…違うんだよ…」
「白金組との抗争か?」
「今慎一郎は入院中だぞ!あの戦争で無理しすぎたせいで…そもそも…俺だって抗争したくないんだよ!」
「そういえばみなみちゃんは元気よ。ことりちゃんも。これは伝わっているかしら。」
「突拍子がないなぁ…でもありがとな。ところで、支払いがまだなんだって?パーティーには何人きたんだ?」
「60人全員きたよ。LINE持ってないんだよ…」
「じゃあ私がグループ作るからそこでお願いしなさい。」
「はい!」
こうしてLINEで会費の徴収を行った。最近はキャッシュレス決済も流行っているが、口座に入れる都合上今回は対面での徴収を行った。
「今のところ確認できたのは私と飛翔、それと京子と雪、渚も入れているわね。」
「いちおうパーティー前と会場でもアナウンスはしたんだけどな…」
「…早苗ちゃんは入れてたみたい!既読が早くて助かったわ!」
「あと誰が支払ったの?」
「支払いは…ことりちゃんとみなみちゃんも払ってますわ!他の方には少しお願いしてもいいでしょうか!」
「そのついでに、友達になりなよ!」
「佳奈!?」
「だって、話すきっかけさえあれば、友達になれるじゃない!」
「佳奈…でもそうだね。話すことって大事だよね!」
「…それじゃあわたくしたちは勉強に戻りますわ!試験は月曜なので!」
「月曜って…待って明後日じゃない!」
「僕たち…休んでいいのかな?」
「サークル長権限よ、休んでいいわ!」
「え!?大丈夫なの!?」
「京子と雪に任せるわ!」
「そうか、大卒認定試験か…それなら俺も一緒に見に行くぞ。」
「いいんですか!?」
「神川さんや風早さんが試験官なら俺もちょっと話したいしな!」
「わかりました…」
「それなら明日までここに泊まってください!」
「…あれ?飛翔って向こうに住んでたよな?」
大卒認定試験は明後日。結花と佳奈が合格するといいな…




