293季 春夏秋冬、色とりどり
「はぁ…地獄を見たよ…」
「そうね…」
「最後は罰ゲームで全裸になっていろいろかけられて…」
「それを全員に公開って…この作品はそういう作品だったっけ?」
「違います…絶対違います!」
そうだ、この作品は純粋無垢な話だった。
「ところでさ、これからどうしようか。」
「まだ決めてないわね。」
「…そうだ、ちょっと私が行きたい場所があるんだけど…一緒にどう?」
「いいよ。」
こうして汚れた衣服を着替えて電車に乗った。
「着いた!けど、乗り換えだよ!」
「西町のサイゼかと思った。」
「違うよ。西町じゃなくてもうちょっと先。」
「西町食肉センターじゃないんだね…」
「あそこは美味しいけど…そうじゃない。」
「路面電車だなんておしゃれなものに乗るんだね。」
「結構早々と進めてるけど…中町だね。」
「ここは政治の中心中町。ここにある人を呼んだんだよ。」
「誰を呼んだの!?」
「お久しぶり。と言ってもそうでもないわね…」
「大空はるかさんだよ。」
「そんな畏れなくていいよ!」
「この人がここに来いって呼んだんだよ。」
「…でも…」
「なんで私たちだけなのでしょうか…」
「京子も同じこと思っていたのね。」
「大丈夫、きっとみんな来るから。」
「椋木から特急使うのって遠いんだよ…」
「私も長光からだから結構不便で…」
「左右町の乗り継ぎを間違えました…」
「宋高大学も実は遠いんだよね…」
「それを言うなら俊徳だって!」
「私たちも呼ばれたわ~」
「みんな来たわね。」
「えぇ、呼ばれた人はみんな。」
「それじゃあお知らせしますか…」
「はい!」
「魔王も準備はできたね?」
「えぇ。」
「それでは発表します!」
「はい!」
「ただの日常、時々ごはん…新シーズン作成決定!」
「でしょーね…」
「ちなみに今回最終回です!」
「おい、どうして急に…」
『ごめんね、でも、一年終わったんだよ。』
「だそうです。作者は木組みの街へ帰るみたいです…」
「そんな街があるかぁ!」
「あるんだよ。まぁ、今回が最終回なんだけどさ…何か一言ある人!じゃあ、主人公の飛翔!」
「まぁ…重婚制度は可決されましたが…みんなのことが好きだ!」
「じゃあ他にある人。いない。じゃあ解散ってことで!」
「…さぁ、お別れの時間です…」
「待って、ただの日常だから結局オチが見つからない!」
「オチがないなら…やっぱりオチを作るじゃダメ?」
「…そうだ、私たちの名前を決めようよ。」
「…あぁ、同級生だからね。私たちはそうね…」
「“Four seasons four rooms”…これでいいんじゃないかな?」
「雪…それでいいかもしれない。」
「まぁ、4月に本題になると思うから…」
『そうだ、ここまで見てくださった皆さん、私はこれで失礼します。』