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エピローグ
――38番目の魔女が告げます
――約定は取り払われた
――テテオの今代の長シぺ・トトテクが廃棄した
――トトテクの血族に安らかな鎮魂の調べを
――相応しい痛みを
――7番目の魔女が告げる
――確認した
「え……」
――15番目の魔女が告げる
――トトテクの血族に安らかな鎮魂の調べを
――相応しい痛みを
――相応しい痛みを
「あたしの……あたしの仲間がまだいた……」
愛し子はこの200年、本当の意味では孤独ではなかった。仲間がいたことを知った。
「ねえ邪神、彼女達に手を出したら地の果てまで追いかけて完全に消滅させるからワクセイ様の意に背いてでも消滅させる」
「では我は限定的な範囲でしか偉そうにできないではないか!」
「文句なんてないよね? 死にかけ植物からの大出世、文句ないよねえ?」
「……あるけどないわ!」
「うわあ、泣き言めんどくさあい」
「貴様はよくそれで清楚清純を公言できたな!?」
「女はいろんな顔を持ってるの。じゃあ、1つの歴史の終焉をみんなで見守ろ?」