表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法使いの書  作者: 新規四季
8/33

8

「こんにちは」

「あら、こんにちは」


ジト目になってノックもせずに校長室に入って作った様な声で挨拶をする。

すると、ニッコリと胡散臭い挨拶が帰ってきた。


仕事が忙しいのは机の上に束になっている書類から見て取れるが、私に関する事になんの通告もないのは如何なものか。


「生徒の見本となる立ち居振る舞いとしては、目を見張るものがありますね。流石です」

「ねぇ、それ皮肉?」

「いえ、とんでもない。上に立つ立場の人がその様な事を言われる隙を晒すわけがありません。そうでしょう?」

「……先に言わなかったのは悪かった」


一転バツが悪そうに言った。


「この子のプロフィールも知らないんだけど?」

「どうも、この子です!」

「あら、元気でよろしい。はい、これ」


引き出しから2~3枚の書類を渡して来る。

近寄って奪うようにして受け取る。

校長は困ったような顔をした。


そうさせたのは自身の落ち度だろうと思ったが、言わないでおく。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ