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魔法使いの書  作者: 新規四季
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7

「そう、凄いのね。じゃあサヨナラ」


何と言うか、興が冷めた。スタスタと教室を出て廊下に出る。


「え、もう帰るの?」

「ええ、この部活は何にも縛られない事が唯一の利点ですから」

「へぇ、じゃあ私も入る」


私の後を追って出入口まで着いてきながら陽気な声で言う。別に募集はしていないのだけれど。


「にー、自由がモットーなんでしょ?」

「……勝手にすればいいわ」

「ありがとう、話がわかる同居人で助かるわ」


上履きに履き替えて歩き出そうとした私の足が止まる。

何か聞きづてならない事を聞いた気がする。


「えっと、何ですって?」

「だーかーらー、話がわかる同居人で良かったって」


小さい子に窘めるような言い方で同じことを繰り返した。

軽く頭を抑える。気が狂いそうだ。

だが、気を狂わせる前に確かめなければならない。


もう一度上履きに履き替えて職員室に入り、その奥にある校長室にノックなしに入る。


当然の様に無垢も一緒だ。

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