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魔法使いの書  作者: 新規四季
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学校へ通う。ただそれだけ。時間にして歩いて20分程度の距離。

それだけの時間なのにとても辛い。


何故女生徒はスカートなのだろう。寒さ対策で黒のタイツを履いているが、本人はただの寒さ対策のつもりでも周りには艶めかしく映るのか視線が痛い。


正直やめて欲しい。バレないとでも思ってるのかチラチラと鬱陶しい。


ため息は自然と出るのも仕方ないだろう。

度々周りと自分とで認識が違う。


少しイライラする。


教室のドアを開ければガヤガヤとうるさかった教室が一瞬静かになるのも嫌だ。

まるで腫れ物扱いだ。


夜見はそう思っているが、クラスの人達は高嶺の花。

敬うべき存在という感じになっている。


教室で原稿の続きを書く訳にも行かないので、授業が始まるまで大人しく読書をする。


最近のお気に入りは海外の作家の本だ。

英語は出来るか、原本のまま読む。


日本語に脳内で訳すから想像力と、語彙を鍛えられてお気に入りだ。


窓際の席は冷気が入ってきて寒い。

不満そうに外をみる。


誰かが転んでいた。

真っ白な子だ。まるで雪の精みたい。


「あんな子いたかしら」

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