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「結局無駄足だったわ」
何となく気まずくて愚痴るように言う。今までだって1人でこういった無駄足を踏まされることはあった。
半人前だし、仕方ないとも。いや、別に魔法使いなんぞにはなりたくもないのだが、そうでもしないと色々と面倒なので、結局は大人に従っている。
「学校探検楽しかったですよ。普通の平凡ってこういう風なんだなって思えましたし」
「色々とすごい下に見てるわね……」
「基礎魔法を習った場所は特別でしたから。先体洗ってもいいですか?その後お背中流しますよ〜」
「なら、私が先に背中洗ってあげるわよ」
「え?」
「それとも全身くまなく洗ってあげましょうか?」
「是非に!!」




