表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚構の世界  作者: ちよ丸&朽ちた太陽&シュガーアップル
始まり―邂逅―
4/9

第四話

ちよ丸が書きました。

目を覚まそうとすると体が重くて動かない・・・。まさか、金縛り!?


「おはようdeath!さっさと起きるんdeathよ。」


・・・原因はアスターだった。それにしてもアスターがオレより早く起きるなんて、今日は人類が滅亡するんだろうか。


「さっさと出かけるdeathよ!行きたいところがあるんdeath。」


目を輝かせ、無邪気な子供のようだ・・・。いや、子供だった(笑)。


「行きたいところって?どうせ食べ物に関係してるんでしょー。」


アスターは甘いものが好きらしい。世間では『スイーツ』と言われてると先週、何度も教えられた。オレはあまり甘いものは好かないが・・・。


「カフェdeath。おいしいパンケーキがあるとウワサを聞いたのdeath。」


この状態になったアスターを止めれる者はいない。その目的を果たすまで、オレの言うことなど無視される。まぁ、喜んで幸せそうな顔のアスターを見たいから言われるがまま、従ってしまう。



~十分後~


「よし!出発進行!!」


「オー!!」


と家を出たまではよかった。外に出て30秒でアスターとハグれてしまい、とりあえずカフェまで1人で行くことにしたのだ。アスターなら1人で平気だろう・・・。

色々と考えているとカフェが見えてきた。入口の前には金髪の小さな人形が立っている・・・。あれ?アスターだ(笑)。


「遅いdeath。まぁ、1人で来れただけよかったdeath!」


アスターは天使の微笑みをしてきた。あぁ、もうアスターが可愛すぎだよ。天使だよ。やばい、このまま死ねるかも!よし、死のう♪


「この妄想変態クズヤローdeath。」


天使から暴言が・・・。全部しゃべってしまったらしい。でもアスターに罵倒されるのは嫌いじゃないよ。オレ、ドMになれる気がする。あれ?アスターがいない?オレの前から天使が消えた。1人でカフェの中に入って、席をとりにいったようだ。しぶしぶ、オレも入店することにした。



窓際の席をとれて、ご機嫌なようでニヤけている。そんなアスターを見ながら、オレはコーヒーを口に含んだ。すると、アスターが口を開いた。


「explosionってなんdeathか?exlosion of リア充って知ってるdeathか?」


突然の質問についコーヒーを吹き出してしまった。


「な、なんで?そんな言葉どこで覚えたの!?」


「となりのあの人がなんか言ってたdeath!!シューは知ってるdeath?」


アスターの指はクリーム色の髪をした女性をさしていた。あの人はかわいそうな人だと確信した。そうこう話していると店員がパンケーキを運んできた。ん!?皿の上に存在している物体は、もはや食べ物の形、色をしていない・・・。アスターの顔から笑みが消え、青ざめている。


「あ、味はおいしいんdeath!きっと・・・。」


アスターの指はカタカタ震えている。小さな口にパンケーキらしき物体を運んだ。その直後、アスターの瞳から大粒の涙が零れ落ちた・・・。


「ま、ず、い・・・death。」


小さな声で言ったかと思うと、大声で泣き出した。あのアスターが・・・。このパンケーキが、この店が、アスターを泣かした。この店を消せば、アスターが泣き止む。オレの思考は、どんどんエスカレートしていった。よし!殺そう!!

バンッと机をたたき、オレは立ち上がる。そして、オレは前髪をあげ、能力を解放しようとしたとき、ドアから青年が入ってくるのが見えた。

15/1/20シューリムの一人称を「私」→「オレ」に変更しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ