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虚構の世界  作者: ちよ丸&朽ちた太陽&シュガーアップル
始まり―邂逅―
2/9

第二話

朽ちた太陽神 著作。

<神羅side>



カランカラン♪(ドアが開く音)


「あ、いたいた!遅れて悪いな。」


「遅い。兄さんが遅い所為で、俺の時間が三分無駄になったんだよ。どうしてくれるのさ?」


「三分くらい何てことないだろ。」


はじめまして。俺は、柊 神羅(しんら)

で、そっちの男(弟)が、柊 礼羅(れいら)。礼って呼んでる。あと、俺のことは、神とか呼ばなくていいから・・・。

で、今日は礼の要望より、一緒に美味しいケーキを食べに来たわけ。


「まぁ、兄さんの奢りだろうし、今回は許そっかな。何種類か頼んで半分こしよーよ。」


「おかしいだろ。自分で払え。」


・・・えっ?半分こってマジか。計算してるわけではないよな。無自覚だよな?

この天然タラシが。俺のこと、殺しにかかってきてるよ。


「兄さん、顔キモいよ。」


「普通だ。・・・もう決まったよな?さ、頼もうぜ。」



二十分後・・・



「―――さん。兄さん!」


「あ?」


「何ボケてんの?今始まったことじゃないから、気にしないけど。」


「うるせーよ。で、何だよ。」


「何で食べ終わったのに、ずっと座ってんのさ。早く帰ろ。ド〇クエ進めないと・・・。三分無駄にしたから・・・。」


「はいはい。じゃ、帰るか。」


店員「ありがとうございました。」・・・俺が払った。


カランカラン♪



こっちは表通り。で、北の方からが、裏町って呼ばれていて、ちょっと、暗めなかんじ。あんま行かないから知らないけど。


「うわー。今、チラッと向こう側で人形みたいな子がいた。誰だろ?金髪のちっちゃい子。」


礼ってそういうのが好きなのか・・・?


「へー、俺は見てねーな。見たかった。」


「なんか、ポ〇ケモンに出て来るキャラにそっくりだった。」


・・・なるほど。そういうことか。

気にした俺がバカだった。ホント、礼って残念だよな。中性的な顔でキレイだし、頭もいいのに・・・。

何故、こんな残念なゲーマー男に育ったんだ。

お兄ちゃんの苦労は、まだまだ続く・・・。



<礼羅side>


こんにちは。はじめまして、柊 礼羅、十七歳です。

隣にいるのが、俺の兄(双子)の神羅兄さんです。

何か、いきなりニヤニヤしだして、キモいところもあるけど、顔は別に悪くないかな。

顔が似てるらしいけど、よくわかんない。ま、さわやか系でスポーツ万能だし、優良物件か。俺とは逆だな~なんて。

ごめん、ド〇クエ進めなくちゃいけないから、もう行くわ。


イメージは二人とも残念イケメン兄弟。他人から見ると完璧イケメン兄弟。

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