SF的愛玩動物ガイド
息苦しい現代社会の中、無邪気に生きるかわいらしい動物を見ていると癒されますよね。実はSFの作品でもそのような愛玩動物がいるんですよ。今回はそれについて語っていきたいと思います。
「ネズミはお嫌いですか?お嬢さん」「しっぽだけは掴むな!」「俺はネズミだぞ!」「パートナーだものな」
・作品名「マルドゥック・スクランブル」「マルドゥック・ヴェロシティ」
・名前 ウフコック・ペンティーノ
・形態 金色のネズミ
やはり真っ先に思いつくのはマルドゥック・シリーズのチート兵器ことウフコックですね。宇宙開発によって生まれた禁じられた技術09で造り出された最高の逸品。多次元構造で何にでも変化、部室を製造できるという超チート能力の持ち主ですが、金色のネズミと言う外見がとてもかわいらしく、渋い声もたまりません。ただのチート兵器にならないように、使う主が濫用(ウフコックが望まない使用方法で使う)すると使う主を拒絶してしまうという制限もあるところがまた異能力設定としてGOOD!
人間臭い(煮え切らない)ところも魅力的ですし、主人公のバロット(この少女もかなりチート臭い)とのいちゃつきやドクターとの関係(大人として、相棒として)も素晴らしいSF屈指の愛玩動物だと私は思います。
「……ポッ!」「何を言っているのですか!そんなに力を入れて」「腰が抜けました……」「ギリアン、私お役に立てなくて……すみません」
・作品名「スナッチャー」
・名前 メタルギアMk-Ⅱ
・形態 超小型の悪魔の兵器(?)
SF的愛玩動物と言えば、やはり挙げずにいられないのが「スナッチャー」のメタルギア、通称「メタル」ですね。「メタルギア」シリーズのメタルギアと違い、「スナッチャー」のメタルは核も搭載していませんし、かなり小型です。メタルは主人公ギリアンのサポート役として出てくるのですが声がかわいらしく(声が出ないバージョンもありますが、それでも十分かわいい)、ギリアンとの漫才のような掛け合いも絶妙で超おもしろかわいいです。皆さんも一度ゲームをやってみるorプレイ動画を見た方がいいですよ。「スナッチャー」という作品自体面白いですし、メタルもかわいいです。メタルギアMk-Ⅱ一体か、サニーを下さい、オタコンお義父さん……
「わっ 我々はぁ天然オイルを要求する!」「やーいポンコツ!」「さよなら……バトーさん」
・作品名「攻殻機動隊」シリーズ
・名前 フチコマ、タチコマ(ロジコマはパス)
・形態 クモ型思考戦車
SFアクションの金字塔・攻殻機動隊に登場する萌えキャラ。シリーズによっては登場しない作品もあるので気を付けて(「ゴーストインザシェル」「イノセンス」には出てこない)丸っこい体に、頭脳明晰なのに子供っぽい口調でとてもかわいらしいです。声がかわいらしく、個性豊かで「攻殻」はタチ(フチ)コマを見るための作品だとも言えます。なんと、タチコマが主人公の番外編まで存在します。かわいい外見なのに、作品と強いつながりのある深い言動があったり、厚い装甲・大量の銃火器・機動性の高さを併せ持つチート兵器だったりするところも萌え(?)ますね。結構泣かせるキャラでもあるので、とても魅了的なキャラです。
「わふっ!わふっ!」「くぅん……」
・作品名 主に「イノセンス」(「パト2」「アヴァロン」「スカイ・クロラ」にも登場)
・名前 ガブリエル(イノセンスでは)
・形態 バセットハウンド
あんまり認知度はないと思うのですが、押井作品に登場するバセットハウンドもかなり魅力的なので挙げました。特に「イノセンス」での主人公・バトーと戯れるシーンがたまりません。あそこくらいのシーンがイノセンスで輝いているシーンの一つだと私は思います(まぁ10人見たら9人があのシーンで寝落ちですがね……)作画が美しいので、ぶよふわな感じがよく出ていて、あの動きゆっくりな動きもかなりかわいらしい。もしかしたら、この記事の趣旨に一番合っているかも。しかし世話が大変らしいので、あまり軽い気持ちでは飼わない方がいいでしょう。生物(命)を預かるということは軽い事ではありませんから。だからこそ、かわいらしいバセットハウンドをこの作品で楽しんじゃいましょう(出番少ないけど)