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夢雲枕

作者: 檸檬

そっと浮かんだ綿雲を


そっと掴んで集めよう


そっと浮かんだ微笑みを


そっと掴んでしまいたい


あのひとは わらう?


あのひとは いいえ、いいえ、


そっと浮かんだ綿雲は


そっと消えてしまいそうだから


そっと掴んで綿雲を そっと掴んで微笑みを


わたしの枕にしたいのです


枕カバーは花模様、星の柄、、いいえ


あの水色の、空色の一枚布を裁断し、


わたしは並縫い、波に乗る


ああ、返し縫いが上手なあのひとに


きちっと縫ってもらいたい


そうしてできたカバーの中に


そっと掴んだ綿雲、詰めてゆく


そっと掴んで、詰めてゆく


ああ 果てしない 果てしなく


最果てまで、


ゆける気がする あなたとなら


夕刻、帰路の丘の上、

羊雲があたたかそうな光に照らされています


この羊雲を枕にしてあなたにあげたら


そっと微笑んでくれるかしら


そっと浮かんだ 目は光る また明日


羊飼いの心臓

ドラえもんの抱き枕

タイム・マシーン、デロリアンの模型

ドクのカツラを被り、マーティンのスケボーに乗りお互いを呼ぶ声を真似る



時を裂いて、時に咲いて あなたに伝えたいことがある 


小さくなってもさ、


余るエネルギーを燃やして超えてゆきたい


真っ赤に染めて、この胸を灯し続けてくれるあなた


夕闇にそっと溶けても、 雪月浮かべ


雪月枕という名の雲海に乗り、あなたを慕う


夕刻、帰路の丘の上、

羊雲があたたかそうな光に照らされています


羊飼い(あなた)の心臓がゆったりと燃えている


子羊達(わたしの心)をそっとあたためてくれている















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