登場人物紹介 「勇者」編
サバト(第一の勇者)
身長175cm
体重73kg
年齢27歳
容姿
暗い赤毛をセンター分けにしている。瞳の色もほんのり赤みがかっており、中性的で美しい顔立ちだったであろうその顔は、険しい表情と、不眠によるクマで、非常に近寄り難い雰囲気となっている。
筋肉質ではなく、細身だが無駄のない筋肉の付き方をしている。
瞬間的な火力と俊敏さで言えば五人の勇者ではトップクラスである。
【過去】
勇者として活動していた。当時は教会及び祖国の国王からの命令で、侵攻してくる魔物を撃退する。
度重なる侵攻で攻略が不可能と見切った魔物達は早々に別の国への攻撃を開始した。
その後、教会と国王の判断で他国へ戦力を貸出を行うという政治的取引を行う。
その情報をスパイを通じて聞いた魔物達は、勇者が他国へ出発した2日後に祖国への攻撃を開始。
祖国は半日で滅ぼされた。それと同時に他国へ到着した勇者は、祖国の方向から立ち上る黒煙を見て、国王からの指示を待たず帰国。
戻った祖国では略奪と強姦があちこちで行われており、その中には勇者の家族も、被害に遭っていた。激怒した勇者はその場にいた魔物を半刻で討ち滅ぼした。
しかし王族の首を差し出して生き残った側近と残った国民の怒りの矛先は勇者へ向かう。家族の喪失に悲嘆に暮れる間もなく、祖国から離れる。
追っ手から逃げ延び、「迷い森」で過ごすことを決意するが、心的外傷後ストレス障害になりかけており、魔物は「モノ」だと認識するようにしている。
次回、襲い来る女の紹介編