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彼女は俺と初めて会って、たった10分で俺と付き合いたいと言い出してきたんだ!

作者: 七瀬






“彼女は俺と初めて会って、たった10分で俺と付き合いたいと

言い出してきたんだ!”




俺はいつも行く飲み会に参加していた。

そこには既に女の子達が来ていて、その中の一人の女の子が俺にこう言った。

“私と付き合って!”



正直! この子は、何を言ってるんだろうと俺は聞き流していたのだが、

彼女は真面目に俺に言ってたらしく、飲み会の最後まで俺を口説いてきた

んだよね。

でも? 俺と初めて会って10分で、口説いてくる女って、本当にいる?

男が女の子を口説くのは分かるけど? 女の子が俺みたいなイケメンでも

ない普通の男を口説くなんてあり得ないよ!

今までだって、俺は一度も女の子に口説かれた事もないし、

しかも? 俺は女の子にモテるタイプの男じゃない!

それなのに、この女の子は何を考えて俺を口説いているのか?





『・・・な、なんで俺なの?』

『“女の勘よ!”』

『えぇ!? それだけ?』

『女の勘って凄く当たるのよねぇ~』

『・・・お、俺にはよく分かんないんだよな?』

『分かんなくていいのよ、私は貴方が運命の男性だと分かってるから!』

『お、俺が? 運命の男性ひと? そんなバナナ!?』

『面白くないから、』

『“そ、そんなバナナ、”』

『でも、それも含めて好き!』

『・・・・・・』

『“だから、私と付き合って!”』

『まあ、いいけど? 付き合って違うと思ったら、別れるよ! いい?』

『それはそれでいいわ! 勘が外れたって事だし! ただ私の勘は外さ

ないって思ってるから、大丈夫よ。』

『・・・まあ、じゃあ、よろしく!』

『よろしくね!』





・・・彼女の勘ってなんなんだろう?

でもさ、確かに! 一緒に居て凄く落ち着くし彼女と一緒に居て楽しんだ!

嘘みたいだけど? 気も合うし!

“この子なんなんだろうな?”

【彼女の勘】って? めちゃめちゃ当たるのかな、当たる確率が高いのか?

俺は彼女に日に日にのめり込んでいったんだ!




彼女と付き合って、たった1ヶ月で、、、!

俺と彼女の好きな気持ちが入れ替わる。

俺の方が完全に彼女の事を好きで、毎日彼女と会いたいと思うようになった。

でも彼女は冷静に、会えない時ははっきり会えないと言ってくる!

なんか辛いんだけど、、、?

もっと俺の事見てよ! “えぇ!?”

いつの間に、、、こんな事になってるんだろう?




『もっと俺と会ってほしいんだけど、、、!』

『お互い仕事もあるし、空いてる時間に会えばいいでしょ!』

『“俺の事、もう嫌いになったのかよ!”』

『何? 子供みたいな事、言っちゃって!』

『・・・お、俺は、キミにもっと俺の事を見てほしいだけで、』

『“見てるよ! ちゃんと見てるから、、、!”』

『・・・ううん、』

『大丈夫! ちゃんと私の心は貴方にあるから!』

『うん。』

『そんな事で、泣かないでよ~私ももらい泣きしちゃうじゃない!』

『・・・ご、ごめん、』

『でも? こんなに私の事を好きになってもらえると思わなかった。』

『それは俺自身が一番想ってる事だよ!』

『やっぱり私の勘は間違いなかったみたい。』

『うん!』

『“これからも一緒に居ようね。”』

『うん!』





好きになった方が負けとか言うけど? 俺は完全に後負けみたいだ!

彼女の賭けに俺は負けたみたいな、そんな感じ。

だけど? 俺は全然、これなら負けてもいいと思ってるよ!

“俺はこんな素敵な運命の女性と出会えたんだから、最高じゃないかって

想ってるし! これはラッキーな事なんだよ。”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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