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冒険者強さ比べ、どうなっちゃうのー!!

順調に勝ち上がる2人だが、次の対戦相手はまさかの、、、、

そして剣聖覚醒!?

「いよいよ明日がイベント当日だ。俺らのチームは1週間前にできたばかりで出場するのも俺と冬香だけだ。でも、優勝しか狙っていない。」

「あたりまえよ、大儲けするんだから。」

「ちょ、ちょっと、お二人さんお金しか目に入ってないじゃないですか、」

まぁそれはいいとして、

「冬香、ステータス見てもいいか、明日のために。」

「いいよ。」

「鑑定。」


 名前ー 朝火 冬香

 レベルー 42

 HPー 8754

MPー 10754

SPー 7542

スキルー 火氷魔法の使い手


「冬香こんなに強くなってたの!?」

「もちろん。私だからね!」

「響のやつも教えて。」

と言われたので俺は自分のステータスを冬香に伝えた。


 名前ー 鳴神 響

 レベルー37

 HPー 12875

 MPー 8675

 SPー 9730

 スキルー 鑑定

      エフージオ

      ダクト

      剣聖

      血液操作

      リフレクション

      千里眼

      粘糸

      硬糸


「こんな感じだ。」

「いや、私より強いじゃん。」

「そりゃお前を守るためだからな。」

 冬香はまたなぜか顔を赤らめた。

最近こうなることが多い。まぁ本人が大丈夫と言っているからそれは放っておこう。

「とにかく、優勝するぞー!」     

「「おー!」」

みんなで優勝するんだ。


ーーイベント当日。

今回のイベントは一対一のトーナメントだ。

チームの人数が多い少ないで有利不利はないのだ。

ただただ実力が上のやつが勝ち上がるんだ。

「初戦は誰だー? えーっと、バルクさん? 誰だろう。」

まぁいいか、

そう言って俺はステージに上がった。


「さぁ今年も始まりました。この国の一大イベント、強さ比べーー!誰が優勝するのか、初戦はこちら、響 対 バルクーー!それでは始めますよー。レディーー、ファイト!」

そう言って始まった。

「おいおまえー、響といったか、最近レベルが初めて上がったらしいじゃないか、まぁ死なない程度にボコボコにしてやるよ。」

そう言われて鑑定をしてみたがレベル8だった。

俺より低いじゃないか。

相手が攻撃してきた。

相手のスキルは大斧使い。

その名の通り斧を使う。

「必殺、大斧の一振りー!」

そう言って斧を振り下ろしてきた。

遅い。俺は剣聖だぞ。まぁ剣聖って知ってるのはチームのメンバーとレオナさんだけだけど。

「ブラックスターを抜くまでもないな。」

そう言ってスキルを撃った。

「リフレクション。」

相手の攻撃を跳ね返すスキル。

コーグタイトから得たスキルだ。

相手は自分の攻撃をくらって動けなくなっていた。

でも攻撃力が低かったせいか勝負は決まらなかった。

「な、何をした、お前!」

「跳ね返した。その雑魚攻撃を。」

もう勝負を終わらせるか。

そう思いスキルを撃つ。

「ダクト」

鑑定スキルで相手の残りHPを見て調節した。

相手は倒れ込んで勝負は決まった。

「勝者、響ーー!!!」

この戦うステージの上には死んでも生き返るという蘇生魔法がかけられているため、死ぬことが決着の判断になる。

その後俺も、冬香も順調に勝ち進んで行った。

2000以上いた冒険者も今では100人にまで減った。

「ベスト100に入った人には賞金が出ます。ここからは勝てば勝つほど賞金が出て優勝すればもっともらえますよー!」

とのことらしい。

そしてその後も勝ち進んでいき、ベスト16になった。

「冬香の次の相手は、」

冬香の対戦相手を見て息を呑んだ。

フウカさんだ。

フウカさんは白の立神の魔法担当。

風魔法の使い手。

俺は試しにステータスを覗いた。


 名前ー フウカ

 レベルー 87

 HPー 27549

 MPー 35894

SPー 9754

 スキルー 風魔法の使い手


いうまでもないが強い。

今の冬香が戦っても勝つ可能性は低いだろう。

だがこれはいい経験になることだろう。


「それでは両者ステージへ上がってください。」


「冬香ちゃん久しぶりね。今日は手加減しないわよ。」

「フウカさんこそ油断してると足元掬われますよ。」

互いに闘争心を表に出して空気がヒリヒリとする。


「それでは始め。」 


司会の掛け声とともに2人が魔法を撃つ。

「ウィンドカッター!」

「レッドボール!」

2人の魔法がぶつかり合う。

火属性の魔法が風属性の魔法で会場の至る所へ分散されたので会場の気温が一気に上がった。

くっ、このままじゃ勝てない。

と冬香が感じる。

フウカさんはそれでもお構いなしに魔法を撃ち続けた。

そして冬香はオリジナルの必殺技を出さざるを得ない状況となった。

「ぐっ、アイヤードーム。」

アイヤーとは炎と氷の魔法を同時展開して混ぜ合わせることで急激な温度の変化を絶え間無く続けることで、莫大な爆発を起こす冬香が生み出した冬香だけの魔法だ。

アイヤードームは爆発のドームに相手を閉じ込めてダメージを負わせる技だ。

この技を受けたフウカさんはというと、

「これが、アイヤー魔法ですか、私の風魔法でギリギリ受けきれますね。」 

と言って風の壁を作り、冬香の魔法を防いでいた。

「カウンターウィンド!」

そう魔法を唱えた瞬間アイヤードームが風魔法により冬香めがけて飛んでいった。

「う、ぅぅぅ、……」

冬香は倒れ込んでしまった。


「勝者フウカ!」


戦闘不能だと判断した審判が戦いを止めた。

「冬香ちゃん、強かったわ。」

フウカさんそう一言おいてその場を去った。

そして次は俺の番だ。

相手はローディウスさんだ。

最初に会った冒険者でその強さに憧れも抱いているのだが、

その冒険者を倒さなければならない。

「おっ、響、少しは強くなったか。」

「ローディウスさん。もう3年前とは違いますよ。」 

「それはお前が纏うオーラで分かるよ。最初から本気で行かせてもらう。」

「望むところです。」


「それでは、始め!」


戦いが始まる。

「今日もよろしく。ブラックスター。」

「いい剣だ。ではこちらも、ヘルヴァルキリー!」

真っ赤に光る双剣が俺に向けられる。

「ブラッドウォール」

ローディウスさんが真っ先に攻撃してきたので慌てて血の壁を作り出す。

ローディウスさんは一つ一つの技というよりは自分の思うままに動くかんじで、ダブルスラッシュ以外の技は見たことがない。

次々と攻撃が迫ってくる。

「一の剣、駿切」

一瞬で間合いの内側に入り切り込んだが、

「あぶねぇー。いいスピードだ。」

止められた。

駿切は普通の冒険者には目に追えないスピードで相手を切り裂く。

それを止められた。

そして攻撃はまた飛んでくる。

くっ、速すぎてリフレクション使えねぇ。

剣聖スキルでなんとか応戦しているが、ギリギリだ。

俺はまだ剣聖スキルの一部しか扱えない。

11ある剣のうち何個かはまだ使えない。

この型は鍛錬するうちに記憶に流れ込んできた。

八の剣から後の技はまだ習得していない。

「まだ、勝てないのか。」

ローディウスさんは攻撃の手を緩めない。

勝てる方法を探せ。

このステータス差で何ができる。

ダクト?

いや避けられる。

糸で拘束?

いやそれもすぐに切られる。

剣聖スキルもまだ未完成。

この戦いの中で探すんだ。

剣聖スキルのその先を。

その時ブラックスターを持つ手から記憶が流れ込む。


「おいおい、剣聖さんよー、もっといい技は使えねぇのか?」

「うるせーブラスト。今から見せてやるよ。」

「おー、やってみろ。」

「八の剣、天からの神剣!」

「なんだ、その技、今までのとは段違いにやべぇ。」


これが八の剣。

やってみるしかない。

「いきます。ローディウスさん。八の剣、天からの神剣!」

そういって賢者の記憶通りに動くと、

「なんだ、この輝きは、」

剣が光って太陽のようにパワーが感じられる。

そうして気づいたらローディウスさんは倒れ込んでいて、


「しょ、勝者、響!」


勝った。圧倒的ステータスの差を前にして勝てた。


ーー「おめでとー!響!」

冬香がイノシシのような勢いで俺に抱きついてきたので俺は押し倒されるように倒れ込んだ。

「ありがとう冬香。冬香もいい試合だったよ。」

「ありがとう。響次決勝でしょ。」

「うん。相手はフウカさんかな?」

「それが、フウカさんは準決勝である冒険者にボロ負けだったって。」

フウカさんがボロ負け?

どんな相手なんだ。

「ヴォルガって言うんだって。その相手。」

ヴォルガ。名前を聞いたことがある。白の立神と同じアースズトップのチームメンバーだが、パーティを組まずに1人で戦う一匹狼。

会ってみないと強さがわからない。

そしてステージに上がる時間になった。

「鑑定。」

見た瞬間に鑑定をした。


 名前ー ヴォルガ

 レベル136

HPー 50764

 MPー 97546

 SPー 57837

 スキルー 勇者


スキルが勇者!?

今から勇者と戦う。


剣聖賢者VS勇者


その戦いがここから始まる。

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