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響とヴォルガは新たな力を手に入れる!?

響は断崖絶壁で何をするのか。

そしてヴォルガの過去が明かされる。

エルフのアユリアとドラゴンのライジンがネバエンに来た。

2人ともブラストさんたちの手によって育てられたという。

ステータスだけでいうと俺たちよりもよっぽど強い。

ライジンはどうやら大きさを自由自在に操れるらしいので、家のスペースにも困らない。

アユリアは見た目は15歳くらいだが、実年齢は1000年を超えているらしい。

俺らは正式にパーティを組むことにして、魔王討伐を目標にした。

ただ俺たちはまだまだ弱いのでそれぞれ個人でダンジョンに潜り、強くなろうとしていた。


「よし、また50階層まで来たぞ。前はここでアユリアたちを見つけたんだったな。よし今日は60階層まで行ってみよう。」

そう言って俺は60階層まで降りていった。

50階層から先はボスモンスターでなくても平均ステータス30000クラスだ。それを多数相手するので相当良い経験値になる。

「ようやく、60階層か。」

俺は60階層まで来る間に1000匹はモンスターを狩った。

モンスターの密度が高くなっていってる。

「何だ、この扉。」

60階層の前には扉があった。

俺はその扉を開けて中に入ったが、ギィィ、という音を立てて扉は閉まってしまった。

そして俺はボスモンスターと2人きりになってしまった。

「鑑定。」

俺はとりあえずボスを鑑定した。


 名前ー カットフロッグ

 レベル124

 HPー 124569

 MPー 97568

 SPー 75183

 スキルー ティアーパート


うん、強い。

スキル、ティアーパート、斬り刻むのか、

カットフロッグはカエルの見た目をしていたが、外皮はとても硬そうで、そこら中から刃がでている。

「物理攻撃無効!?」

しかもその外皮は物理攻撃無効らしい。

「戦力差がある。転移で逃げるか。転移。」

……発動しない。

「なんで!?まさかこの部屋、ボスを倒すまで出られない!?」

俺はその時絶望した。でもやるしかない。

「俊足、危機回避発動。」

俺は攻撃を受けないように細心の注意を払ってスキルを発動した。

リフレクションで攻撃を返しても相手は物理攻撃無効なので意味がない。

ブラッド系の魔法でダメージを与える?

いや、威力に欠ける。

剣聖スキルで魔法攻撃?

いや、近くに寄るだけで刃物にやられる。

あとは、ダクトしか無い。

「出力最大、ダクト!」

その攻撃はまるで効いていなかった。

「なんで!?これは魔法攻撃だぞ。」

そして数えきれないほどの刃物で攻撃される。

「うぐっっ、勝てない、なにか、なにかこれを打開する方法は、」 

俺は自分の所持スキルを見ながら打開策を考えた。

「これ、ワンチャンできる、かな?」

俺が考えたのは「ユニオン」だ。

ユニオンはユニオンドラゴンが使ってたいわゆる合体というもので、あらゆるものを合体させるスキルだ。

そして俺は自分のスキル同士を合体できるのではないかと考えた。

「試すしか生きる道はない。

ユニオン(剣聖+ダクト)一の剣、駿切ダクト!」

そう言ってブラックスターを振りかざすと、

「すごい、刃にダクトを纏っている。」

それは凄まじい威力で相手のカエルに当たり、カットフロッグは一瞬にして爆発した。

「で、出来た!組み合わせ出来た。俺はもっと強くなれる!これでまた冬香を安心させられる!」

俺は疲れたのでその後すぐに家に帰った。


俺はいつも他の冒険者から避けられていた。

でも、響や冬香は俺のことを受け入れてくれて、チームにもパーティにも入れてくれた。

俺は生まれた時勇者というスキルを授かった。

どうやら勇者は魔王がやってくる前兆だと言われているらしく、俺は縁起の悪い厄災として扱われ、3歳になった頃には家を追い出された。

俺は自分を不幸だと思い、こんな世界なら魔王に滅ぼされてしまえ、と強く思って俺はこれ以上強くならないと決心した。それなのに野宿は当たり前、モンスターには何回も出会う。そんな毎日だったので生きるためにはモンスターを狩らなければならなかった。勇者というスキルには成長速度UPという効果もあるらしく、俺は強くなってしまった。そして

俺は15になり金を稼ぐために冒険者となった。

俺は初級冒険者にしては強くなり過ぎていたので国王に目をつけられアースズトップに入ることにした。理由はそこに入れば国王に多大な金をもらえる、ただそれだけだ。

他の冒険者はそんな俺を妬んで嫌った。

そして一匹狼として冒険者をしていたある日、

1人の少年がダンジョンの入り口に入るのを見た。

俺は不思議とその少年の存在に惹かれた。

だがダンジョンには入ったことがなく、ギルドに許可をもらわないと入れないと言われたのでその少年を外で待っていた。

20時間してやっと出てきた。

なにか事故でもあってこんなに遅くなったのかなと思って次の日も外で待つと、また20時間、また20時間……

その少年は2年以上1日20時間ダンジョンに潜っていた。

俺はその少年に興味を持った。

そしてそんな毎日を送っていた時、少年がボロボロになって帰って来た時があった。

でも今までとは明らかに気配が違った。

記憶にないほど昔に感じたような気配を放っていた。

「けん、じゃ……」

気がついたらそんなことを口にしていた。

俺はその少年の後を追いギルドまでついて行った。

そしてその少年は受付嬢と賢者や剣聖、勇者のことを話していた。

間違いない!

俺はその少年が賢者なのだと確信してテンションを上げた。

そして幸運なことにその少年とトーナメントで戦うことになった。

初めて話す。初めて対面する。

そんなことを考えたら嫌われないか、拒絶されないか、昔の人みたいに拒絶されないかなど考えてしまった。

元気に話そう、そう思って気合を入れて戦った。

その少年の名は響。

初めて俺と対等に戦える人に会った。

初めて俺を受け入れてくれる人にあった。

初めて俺の居場所ができた。

そう思って俺はネバーエンディングボンドという世界一温かいチームに入った。

ずっと響を見ていたというのは恥ずかしく響にはこのチームに入った理由を冬香に一目惚れしたからということにした。

でも一目惚れというのは本当だ。

あの綺麗な銀髪、真紅に輝く瞳、全てが美しかった。

でも冬香は響のことが好きらしい。

まぁお似合いだから応援するという手もあるが、俺は響にライバル意識というものも少しばかり持っているのでこの恋は諦めたくない。

響はその後どんどん強くなり、簡単に追い越されてしまった。

俺はもっと強くならなければならないので今日もダンジョンに潜っている。

「よし、今日は50階層挑戦してみるか。響は今日60階層まで行くって言ってたもんな。」

響はもうとても強くて1人でも淡々と階層を下っていける。

俺もそうなりたいと思い1人でダンジョンに来た。

「あれが50階層ボス。ユニオンドラゴン。響が言うにはスキルはユニオン。あらゆるものを合体させる。」

厄介だが、響の事前指導のおかげで対処法も知っている。

「ヘヴィーズオリジン!」

俺は重力魔法で相手を潰した。

「よし、さっさと響に追いつくぞ。」

そう言って下の階層に降りようとした時、

「何だ、あの扉。響にも何も聞いてないぞ。」

そこには見たこともない扉があった。

俺はその扉を開けた。

真っ暗な道が続いている。

俺は進んだ、なぜか体が引かれているような、魂がこっちへ誘っているような気がする。

「はっ、あれは……」

道の突き当たりまで来て俺の、いや、勇者の相棒をそこで見つけた。

「勇者の剣。」

間違いない。勇者の剣だ。

俺はその剣を握った。

その剣は手に馴染み過ぎて怖いくらいに手におさまった。

これで俺ももっと強くなれる。

俺はそう思い、俺の、俺たちの家へ帰った。

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