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リトルアドベンチャーズに新たな仲間?

魔族と一対一で向き合った響の運命とは、

そしてダンジョンで見つけた謎の少女は一体?

響は冬香とヴォルガの命を優先して新たに得たスキル、転移を使って地上に帰した。

「お前、何をした!」

「転移だよ。魔族は使えないのか?」

「そんなのメタスキャットしか使えないんだよ!」 

「さっき倒した猫か。」

「お前やっぱりあいつと同じ気配を感じる。」

「ブラストさんのことか?俺はブラストさんの力を引き継いでいるからな。」  

「やはりか、それなら転移もおかしくない。でも魔力は残ってないだろ。殺してやろうか。お前を殺さなければ人間界を支配できなさそうだからな。」

「お前ら程の力があれば一瞬で人間界くらい支配できるだろ。」

「我らは人間界に入れないんだ。ダンジョンと呼ばれるこの場所は魔界と人間界の橋だ。初代賢者たちはそれがわかったからダンジョン攻略して魔族から人間界を守ろうとした。まぁ我らで返り討ちにしたのだがな。奴らは脅威だった。そして、お前も脅威となりうるから殺す。」

「なぜだ?俺は別に魔族と戦争したいわけじゃないぞ。そちらが攻撃してこないのであれば。」

「おまえ、知らないのか?人間界で起きている災害やモンスターの暴走は魔界に溜まった魔力を人間界に放出したことで起こっているのだぞ。だからお前らは我らを倒さない限り平和を望むことができない。」

「そうなのか。でもまだ俺にお前は倒せない。長ったらしく話してくれてありがとう。時間は稼げた。、、、転移!」

「お前、逃げるのか!卑怯者!くそっ、アシッドクラッシュ!!」

響は転移すると同時に魔族の攻撃をくらった。魔力も切れて意識を失った。


「お、冬香も帰ってきたのか!……ってお前なんでそんなに泣いてるんだ?響はどこだ?一緒に帰ってきたんじゃないのか?」

「転移って魔力の消耗が激しいんだって。響あと1人しか返せないからって私を……うっ、うっ、うわぁぁ!!」

冬香は号泣してしまった。

「おい冬香、あいつのことだ、帰ってくるぞ。」

「でもっ、でもっ、相手すごい殺気を放って、今にも殺しにかかってきそうだった。私も本当にギリギリだったの。」

「大丈夫だ。響を信じよう。」

「響を、信じる。」

そう言って2人は響の帰りを待った。


響は魔族の攻撃と魔力切れで意識を失った。

そしてその意識の中で夢を見ていた。

「おい、ブラスト!それじゃあ魔王を倒さない限りこの世界に平和はないってことか?」

「あぁ、そうだマーリン。どれだけ発展させようが大きな災害が来れば一瞬で滅ぶ。50年おきにその大災害はやってくる。」

「私たちでやるしかないのですね。」

「あぁ、でも俺たちだけでは倒せないだろう。」

「では、どうすれば?」

「俺たちの魂を、力を、次の代に引き継ぐんだ。そうしてどんどん力を上乗せしていけばいつかは倒せる。」

「そうだな。俺たちは諦めない。」


(今のは、ブラストさんたちの記憶……)

「……き、……びき、、ひびき!」

冬香の呼びかけに響は目を覚ました。

「とう、か、無事だったんだな……」

「響、すごい怪我だし、全然起きないし、心配したんだよ。帰ってきて、よかった。」

冬香の涙が止まることはなかった。そして涙など縁のないと思っていたヴォルガも泣いていた。

「ひびきー!!よかったよー!!」

「うわぁやめろー!男に抱きつかれても嬉しくないわ!」

響に抱きついたヴォルガは引き剥がされる。

「まぁみんなで帰って来れてよかった。」

そうして響たちは家にかえった。


響は魔族の話や夢の中の会話など全てを話した。

「そんな、いつかはあんな化け物と戦わないといけないってこと?」

「響、鑑定であいつのステータス見たろ。どんくらい強かったんだ?」

「今のヴォルガの10倍はあった。」

「俺の10倍……」

「でもあいつは俺らのこと脅威って言ってた。そしてブラストさん達があいつらを結構追い詰めたことも事実だ。」

「じゃあとりあえず聖女様を探さないとな。」

「多分伝説の4人が集まらないとあいつらは倒せない。聖女様だけじゃねぇ、戦力を集めるんだ。」

「あぁ、でも余計な死人は出したくない。生半可な力しか持ってない冒険者は無駄死にをして終わる。戦力なんて中々見つけられないだろう。」

「というかまだこの世界に聖女様がいない可能性もある。」

「というと?」

「賢者や剣聖が復活したのも1年くらい前だ。勇者も18年前に誕生したばかりだ。聖女様がまだ生まれていないまたは発現していない可能性もあるということだ。」

「確かに、じゃあどうすれば?」

「強くなる。冬香もヴォルガも俺についてきてくれ。この世界を平和にしたいのであれば。」

「「了解!」」

そうして響達リトルアドベンチャーズは新たな決意をした。


「今日もダンジョンへ行くの?」

「今日は俺1人で行こうと思う。」

冬香の問いに響はそう答える。

「なんで1人なの?」

「今日は深いところまで潜ろうと思う。もし魔族が出た時に誰かがいると逃げ切れないかもしれないからだ。」

「わかった。でも生きて帰って。」

「当たり前だろ。」

響は笑いながらそういった。


響は魔族と会った階層までノンストップできた。

「やはり、もういないか。」 

そこにはもう魔族はいなかった。

「もっと下に降りてみよう。」

そうして響は下の階層まで降りていった。

「よし、次がボスがいる階層だな。」

響は50階層までおりた。

「なんだ、あのドラゴン。」

響が見た先に一匹のドラゴンがいた。

「鑑定。」


 名前ー ユニオンドラゴン

 レベルー 100

 HPー 94532

 MPー 98466

 SPー 75494

 スキルー ユニオン


「まぁ50階層ボスなだけあるな。」

響は攻撃を仕掛けようとした……が、

「何だこれ、足が地面とくっついてる!?あいつのスキルか。ユニオン。この世界のあらゆるものを合体させる。厄介だな。まぁ地面壊せばいいけど。ダクト!」

響はそう言って地面を破壊して脱出した。

「幻影発動。」

響は幻影を創り出す。

「よーし、引っかかった。」

ドラゴンは響が編み出した幻影に向かって攻撃を仕掛けている。

「この間に、俊足!登り地獄!」

響はドラゴンを瞬殺した。

「よーし。面白そうなスキルゲットしたな。次の階層への入り口はどこだ?」

響はそう言って次の階層への入り口を探していたが、

「何だあれ?」

響が目を向けた先には1人のエルフとそれを守るように抱え込んでいるドラゴンが眠り込んでいた。

そして響はその姿を見た瞬間、

「うぐっ、頭が、割れる、こ、これはブラストさんの、きおく?」


「なぁ、ブラスト、本当に置いていくのか?」

「あぁ、俺らは今から魔族と戦うんだ。ここに置いていれば人間にとらわれることも魔族にやられることもないだろう。50階層には俺らのできる限りの結界を張ろう。そして俺の相棒のドラゴン、ライジンも置いてく。」

「そうだな。この子を守るためだ。何たって俺らのパーティの子供だからな。」

「もし俺らの力を引き継いだ奴がいたらそいつに託す。」

「じゃあな、アユリア。」


「この子、ブラストさんたちが育てたってことか。このドラゴンもブラストさんの相棒。ブラストさんは俺に、俺たちに託すって言ってた。この子たちをもってかえろう。その前に、鑑定。」


 名前ー アユリア

 レベル1357

 HPー 675429

 MPー 1064194

 SPー 345499

 レベルー 付与術


「めちゃくちゃ強ぇじゃん。そりゃあブラストさんたちの子供だから当たり前?なのか。この強さの子を置いてくとかブラストさんたちどれだけ強かったんだろう。そしてそのブラストさんたちを倒した魔族って、それ以上の……あぁ、考えるのはやめた。そっちも鑑定!」


 名前ー ライジン

 レベルー 3794

 HPー 2754254

 MPー 1285985

 SPー 3127965

 スキルー 破壊神


「もっと強かった!これがブラストさんの相棒!」

響は転移でアユリアとライジンを連れ帰った。


「えぇ!!ブラストさんたちのー!!」

「しかもそんな強いなんて!」

響が帰宅するや否や冬香とヴォルガに質問攻めにされてこのテンションである。

響はアユリアの華麗な美貌に目を奪われていた。

「とても、綺麗だ。」

「ちょっと響、綺麗ってその子のこと?」

冬香が慌てて質問する。

「あぁ、こんなに目を奪われるのは初めてだ。」

「響のバカ!大っ嫌い!」

冬香はそう言って出ていってしまった。

「冬香、なんで?」

「響さんの鈍感。」

「響そういうとこホントダメだよな。」

とみんなからも憐れみの目を向けられていた。

その時、

「ぅ、ぅ、こ、ここは?賢者様たちは?」

「お、目を覚ましたか。」

「あ、ぁ、賢者様だ……」

「わかるのか?」

「うん、オーラが賢者様。そっちが勇者様、あと剣聖様の気配も感じる。聖女様もさっきまでここにいた。」

「聖女様って、冬香のことか?」

「とう、か?」

「あ、あぁ、自己紹介がまだだったな。俺は響。」

「俺はヴォルガ!」

「私は冬香。」

「あれ、どこかにいったんじゃ?」

「うるさいわね。寂しかったからって戻ってきちゃダメ?」

「これがツンデレってやつか。まぁそんなことは置いといて、君はアユリアだね。俺らはブラストさんたちの願望で君を連れてきたのだが、君はどうしたい?」

「私は、あなたたちと一緒にいたいです。今はまだ発展途上の強さと見ていますが、もっと努力をしたらかつての4人を超える力を持つでしょう。それこそ聖女様はいまだに目覚めていない。何かをきっかけに目を覚ましてくれたら嬉しいです。ライジンも一緒がいいです。」

「やはり冬香は聖女なのか?」

「はい。同じオーラを感じます。」

「そうか、ではライジンが目を覚ますまで待とうか。」

「ライジン、起きてください。賢者様たちがそこにいますよ。復活しましたよ。」

アユリアがそう語りかけると、小さなドラゴンは目を覚ました。

「アユリア、ブラストは死んだのでは?」

「ドラゴンがしゃべった!?」

「我が名はライジン。そなたがブラストの生まれ変わりか。これからよろしくな、相棒。」

そうして色々と分からないまま新しい仲間が増えた。

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