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ダンジョン攻略途中に現れたのは、魔族!?

ダンジョン攻略途中に現れたのは魔族!?

そして響はまたもやチートスキルを手に入れる。

イベントも引っ越しもひと段落ついた響たちは更なる強さを求め、ダンジョンに潜るのであった。

「よし、今日も30階層ボス討伐できたね。」

「なぁ響ー!そろそろ中層に行ってみないか?」

「響、私も中層興味ある。」

2人が余りにも目を輝かせてそういうので

「じゃあ中層挑戦してみるか。」

と響は答えた。

中層。

31階層から70階層のことをそう呼ぶ。今活動している冒険者では白の立神ともう一つのパーティだけが立ち会ったことがあるという未知の場所。

かつての賢者たちの伝説のパーティは陸、海のダンジョンは完全制覇していてそれぞれ200階層まであったという噂がある。

そして響とヴォルガの記憶では伝説のパーティは空のダンジョンのなにかによって終わりを迎えたらしい。

そう考えると陸のダンジョンの中層は簡単に思えてくるがそれでも相当な強さでないと入ることもできない所なのだ。

響はそれを説明した上でもう一度問うた。

「それでも中層に行くか?」

その問いに対して冬香たちは

「「もちろん!!」」

と口を揃えて断言した。


「ここが中層。」

そこにはダンジョンとは思えないほどの綺麗な景色が広がっていた。

草や木などの緑が生い茂り、空には雲ひとつない群青色が無限に広がり、川や滝など水の進む音、落ちる音がザーー!!

と生命の力強さを感じさせてくれる。

その景色の真ん中には見上げても見上げてもまだ上に伸びる大きな大樹がドンッ! と佇んでいる。―

「賢者ブラストたちが記憶の中で言ってた。中層は31階層から70階層まである。その全てが自然に囲まれた所だと。それでもモンスターは格段に強くなっていると。そしてダンジョンの中でも安全地帯というところがあるらしく、それは50階層だと。だから俺は50階層に一つ拠点みたいなものを作りたいと思う。どうかな?」

と響が説明をした上で聞いてみると、

「いいね。自然に囲まれた俺たちだけの拠点!!」

「響がいいって言うならいいんだと思う。」 

と響の意見に同意してくれたのでこれからの目標は50階層に行くというものになった。


「なんだあの鹿みたいなモンスター。弱そうだな。」 

ヴォルガが何かモンスタをを見つけたので響はそれを鑑定してみた。


 名前ー ディアー

 レベルー 69

 HPー 59764

 MPー 24644

 SPー 25164

 スキルー 俊足


「ステータスめちゃ高い。HPは俺と同じくらいある。スキルは俊足。足だけじゃなくて全身がめちゃくちゃ速くなる。」

響は中層モンスターのステータスに驚きながらもメンバーに状況説明をした。

「いいねぇ!そういうの燃えるぜ!!」

「私もワクワクしてる。」

「じゃあ倒すか!」

そう言って響たちは倒そうとしたのだが、

「は、はやっ!」

響たちは誰1人としてその姿を目で追えなかった。

「千里眼。」

響がそう言ってスキルを発動させると、

「見つけた。ヴォルガ右方向に勇者術を撃って!冬香は正面に氷の壁を作ってくれ。」

そう指示してヴォルガたちがそのように動いた。

そうすると、

「おー!!見えた!てか止まった!!」

ディアーは行く道を塞がれ止まった。

「ダクト!」

レベルが相当上がった響のダクトはもはや知能の低いモンスターには何をすることも出来ない災害のようなものだった。

「うぉぉー!響ワンパンした!!」

ダクトは体の内側から爆発するのでMAXの力でぶつけると内臓や骨、筋肉や血液が中でぐちゃぐちゃになって生命を保てなくなる。

響がもっと強くなったら国一つダクト一発で破壊できるのではないか。

「うわぁぁー!!俊足すごい。スピードと動体視力にバフがかかってるみたいだ。」

響はそう言って目に追えないスピードで31階層を走り回りモンスターを見つけるたびにダクトを撃って、31階層からモンスターが消えた。

「うわぁー、俺の出番ガァー。」

「まぁ倒せたからいいんじゃない?」

「ごめんヴォルガ、興奮しちゃって。」

そんな調子で響たちは40階層ボスの目の前まで辿り着いてしまった。

しかしそこには小さな猫しかいなかった。

「あのちっこい猫がボスか?」

「多分。鑑定してみる。」

響はそう言って鑑定してみると、


 名前ー メタスキャット

 レベルー 92

 HPー 10000

 MPー 10000

 SPー 10000

 スキルー 転移


「なんだこれ。レベルの割にステータスが低い。」

「響、どうした、そんなに驚いた顔して。」

「こいつのステータス全てが10000ジャストだ。それと、スキルが転移。このスキルは自分または相手を思い通りに移動させられるスキルだ。まず不意をつかなければ攻撃は当たらないだろうな。」

「じゃあ俺が攻撃を当ててやる!」

そう言ってヴォルガは攻撃にでる。

「ウォーターズオリジン!」

そして猫にあたったはずの攻撃は、

「ぐわぁぁ……」

響に命中した。

「なんでお前がここにいる。」

「これがあいつのスキルだからだ。」

そう。メタスキャットは攻撃される直前、自分と響を同時に転移させて場所を入れ替えたのだ。

「あいつはモンスターだが頭がきれる。だから不意をつかないといけないんだ。」

「わかった!ごめんな!」

そうしてまた攻撃にでる。

「私は何かやることある?」

と冬香が響に聞いた。

「じゃあ冬香は魔法を撃ってあいつの気を引きつけておいてくれ。」

と響は冬香に仕事を与える。

「じゃあおれは?」

とヴォルガが聞くので響は、

「じゃあヴォルガは勇者術を撃ってあいつの気を引きつけておいてくれ。」

とヴォルガに仕事を与えた。

そうして2人はそれぞれ魔法、勇者術を撃ちまくった。

そうしてメタスキャットは戸惑いを見せる。

「今だ。俊足、七の剣、縮地切り!」

響は俊足でスピードを上げ縮地切りでメタスキャットとの距離をつめた。そのスピードは光よりも数倍速かった。

そうして一瞬にも満たない間にメタスキャットは消滅した。

「勝ったぞー!」

「え、まじ!早っ!」

「さすが響。」

みんなで喜びを分かち合っていたその時、

「うっしっしっし。こいつらがかつての伝説パーティーの生まれ変わりかぁ。確かに似た気配を感じる。でもあの方の脅威となろうものならここで殺してしまおうか。」

と声がしたので響たちは声がした方へ目を向ける。

「はっ!?」

そこには額につのを生やした紫色の人間?がいた。

「か、かんてい。」

響はその禍々しい気配に圧倒されながらも鑑定をした。


 名前ー アシル・クミンガ

     (魔王軍四天王の一角)

 レベルー 1768

 HPー 573483

 MPー 974589

 SPー 675684

 スキルー アシッド


「なんだあいつ、戦うか?」

とヴォルガが響に質問するが、

「だめだ、死ぬ、俺たちここで死ぬんだ。」

響は圧倒的すぎるステータス、相手から向けられる殺意に戦意を喪失していた。

「響、響、早く逃げよ!ねぇ、聞いてる?ねぇってば!」

「響!早く意識取り戻せ!ぼーっとしてんじゃねぇ!」

(死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ……)

「ねぇヴォルガ、響はどうすれば……」

「くそっ、マイティーズオリジン。」

そう言ってヴォルガは響に向かって勇者術を放った。

「響、大丈夫?」

「あ、あぁ。」

響は我を取り戻した。

「響、どうしよう……」

「はっはっはっ、人間ごときにどうも出来ねぇよ!」

「おい響、俺ら死ぬのか?」

「ヴォルガ、大丈夫だ。俺がいる。冬香も安心しろ。俺がいる限り死なねぇよ。さっきはごめんな。俺も諦めてた。」

「でもどうすればいいんだよ。」

「こっちにこい。」

響はそう言いヴォルガは響のそばにいった。

響はヴォルガに触れて言い放った。

「転移」

ヴォルガは消えた。おそらく地上に返されたのだろう。

「お前何をした。」

魔族は戸惑っている。

「俺は賢者だ。スキルは使ってなんぼだろ。」

「殺してやる!」

魔族は恐ろしいほどの殺気を放った。

「ねぇ響、私たちも転移……」

「ごめんな、冬香。転移は魔力の消耗が激しいみたいだ。多分あと一回やったら魔力が切れる。だから、先帰ってろ。」

「やだ!響が死ぬなら私もしぬ。響が帰ってよ……」

「おい、俺が前言ったこと忘れたのか?何があってもお前を守る。どこへ行っても何があっても。俺がその分強くなってお前を守る。死なせないって、約束したろ。お前は言った、俺を信じると。だから……転移。」

そして気がついたら冬香は地上にいた。


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