どこかにある、夏の雲
瞼を閉じて目を瞑ると、遠くに入道雲が見える
こんなに寒い日なのに、窓は曇っているのに
どこかで見た景色なのか、夢の中の出来事なのか
無くしてしまった、あの日の景色はきっとどこかにあるのだろう
どこかで別の人があの入道雲を見ているのだろう
その人は何を思って見ているのだろうか
汗が流れる青空に立ち上がる白い雲を見て、きっと何かを感じでいるだろう
私には分かる、私も同じものを見た事があるのだから
どこかに流れた入道雲、どこかで立ち上がる入道雲
長い休暇が取れたら、いつか探しに行こう