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05.復活

 ラオネから雑に送りだされた俺は、やってやるぞ! と意気込みながら復活までの僅かな時間を感じていた。


 予習は完璧。魔王の攻撃も怖くない。いや、怖いけど、初見だった先ほどよりは全然気が楽だ。


 ドクン、ドクンと心臓が鼓動する。


 焦るな、俺ならやれる。


 復活まで短い時間のはずなのに、妙に長く感じる。


 知覚が限界まで引き延ばされている感覚。俗にいうゾーンというものだろうか。


 これならイケると確信した。


 止まっていた時が動き出そうとしている。


 きらきらと光が舞い、俺の体が復元され。


 ドンという音と共に。


 臓物が撒き散らかされ、俺は死んだ。


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