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現実を見て
ガタンッ!!!!!
突然、大きな音が鳴った。
その音で、俺は目覚めた。
なんか、あれは夢だったのだと言われているような感じがして、少し寂しい。
「やぁ、こんにちは!」
可愛らしい声が、途端にどこからかきこえてくる。
「ちょっと!?無視しないでくださいよ!聞こえてますよね!?」
……え?
「とぼけないでくださいよ!聞こえてますよね!?挨拶、返してください!」
いや、誰だよ。
「もー!じゃあいいですっ!とりあえず、手荒なマネをしてしまってすみませんでした!」
何がだよ。
…ってか、なんか俺の気持ち雑な気がする。
「もしかして、わかってらっしゃらないんですか?
あの時ですよ!死んでしまった時です!」
…そうそう、俺は死んだ…
「……そうか、死んだのか。俺。」
「やっと、反応してくれましたね!そうなんです!死んじゃったんです!って言っても、我々がわざと死なせたんですけどね!」
は…、なんだよそれ!
「なんで、俺は死んだんだよ!?」
「ですから、それを今からお話しするんです!もー、ちゃんと最後まで聞いててくださいね!」
なんか、すごい威圧的だな。