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第92話「結局」

 かくしてアウラの力を持って脅威を屠った――

 が、もちろんそんなことは公に出来ない。


 意識を失ったセンを担いでクレスは帝都へ帰還。

 剣聖が全身全霊を持って討ち取ったと報告をした。


 一片も残さず燃やし尽くしたため、結局相手が魔族ということは分かるが、一体どこの所属でどんな目的があったのかは分からず終いである。

 

 戦姫からも魔獣の殲滅が完璧に近い形で終えたと聞かされる。

 一見上手くいきすぎと思えるレベルで事は落着する。


 しかしクレスからしてみれば2人の正体不明の出現。

 加えて6番目の災厄『消失神殿(ロスト・テンプル)』マキナまで現れた。


 しかもマキナはアウラと結託、独自に王都へと向かうという。

 つまり脅威は去ったようで、実のところ脅威は去っていない。


 もはや全員が記憶の片隅に、もしくは忘れている人もいるかもしれないが、帝都にはもともと『選抜戦』という目的で訪れていた。

 結局今年の大会だけは中止という形で落ち着いた。

 

 つまり順位が付くことなく、ただ帝都防衛戦をしただけとなる。

 残念がる人が多かったが、クレスからすれば僥倖。

 防衛戦はさておき、観衆の前で実力を出さずして戦姫の賭けから逃げ切ったのである。


 剣聖との別れは苦労した。

 クレスに引っ付き離れなかったのである。

 周りが諫めると『剣聖を退職する』と言い出す始末。

 そもそも職業ではないのだが……


 最終的には近いうち会うということで渋々引き離すことができた。


 勇者たちは全員無事。

 王都で療養中のケンザキにも正体不明の手が伸びた可能性があるが、今は4番目の災厄が警戒をしている。

 きっとマキナと違い仕事をこなしてくれたはずだ。


 帝都防衛戦を経て数日の休養を置き、クレスたちは王都へと戻っていく――





 ハーレンス王立魔法学園文化祭。

 3つの(マグナ)が交差する、若き魔法使いたちの祭典。

 その舞台がいよいよ近づいてきた。

 遅れてしまい、申し訳ないです。


 今回の投稿内容はまとめです……重ねてホントすいません。

 次回からはいよいよ新章に突入して行きます。

 それと1点ご報告が――


 9番目の『第3巻』の刊行が決定しました!


 鋭意執筆中でありまして、なんとか週1投稿はキープします。

 別枠で新プロジェクトも進めており、一段落つき次第なろうの投稿頻度を上げる予定です。

 ちなみに3巻は全編書き下ろしですので、その辺も期待して頂けたら。


 読者と関係者の方々に多大なる感謝を。

 これからもよろしくお願いいたします。

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