第1話
創造主は我々を見捨てた。
才能が花開くことのなかった我々を見捨てた。
「超能力は存在しない」
そう結論付けた我々を見捨てた。
自分達に与えられた力を否定し、獣の域を脱さぬ我々を見捨てた。
我々は、創造主から母なる地球の名を奪われ安易に元地球などと呼ばれ地球の民に蹂躙される。
奴らが来るまで、その事すら知らなかった。
地球での超能力の扱い。
地球人は、ある理由から超能力の研究を重ねた。
その結果、多くの知識や経験を元に超能力会得までの効率的な訓練を発明し、それがより洗練された超能力の発現に繋がった。
超能力の会得の条件として以下の2つが挙げられる。
・超能力を自然と発現し得る潜在能力
・極限の恐怖を感じた際に、超能力を発現し得るほど研ぎ澄まされた自己防衛本能
前者は元地球人と共通する条件だが、後者は地球人特有であり、元地球との超能力の内容の違いが影響している。
元地球人が利便性や発展を望み、念力や遠隔着火、透視能力を生み出したのに対し、地球人は脅威からの防衛と創造を望み超能力を生み出した。
それが地球人の超能力である守護者。
自分の性格と思考を反映させた自分だけの守護者を創造し防衛する能力である。
この能力は現在、種をあげた研究により軍事利用から医療分野にまで役立っており、その応用力の証明は結果、虐殺暗殺洗脳等非人道的な能力を生む事となった。




