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頑張れ地球人  作者: 新人
頑張れ地球人
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プロローグ

 薄暗い部屋、白衣の男が二人。


「先生、係からの通達がありました。今日から正式に地球は候補から外れ、通称を失います。」


「もう見限るのか」


「はい、ぼっちゃまの判断です。つきましては……えー1273-639648番箱庭7482635星を地球とし、えっと…」


「いいよ、“元地球”で」


「はい。元地球は地球の管理下に置かれることとなるそうです。」


(そうか……ぼっちゃまもかなりセンスがいいらしいな)


 白い髭の男がため息をつくと、若い男は表情一つ変えず崩れるように白い煙になって消え失せた。

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