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何でそうなるんだ~!!   作者: こやぷ~
8/101

8 (まだまだ続く)

結婚の申し込みをする為に、あの娘に会った。

その時、あの娘は

「師匠、今日はどんな用ですか?師匠からの頼みなら、例え火の中水の中、ドラコンの口の中にでも入ってみせます」

って、極端な事を言っていた。


そうじゃないよ

もっと真面目な話だ。


「君の想いは、良く判った。 こんな年齢のおっさんが、君みたいな素敵なレディに似合うとは、とても思えないのだが、僕と結婚して欲しい!!」


「じゃあ、ドラコンの口の中に入ったら、私との結婚を認めてくれる訳ですか?」

だから、ドラコンから離れろって!!


「良かったぁ~。 ようやく師匠との結婚が夢でなくなったわ!!」

「本当、5歳の頃から15年、行き遅れになっても待った甲斐がありましたわ!!」

「師匠って鈍いから、どう誘惑したら良いか、悩みましたわ」


そう言えば、やたらとあの豊かな胸を、僕の二の腕に押し付けていたなぁ。

娘としか思っていない相手だったから、リアクションに困ったけど。


「師匠、これからは『旦那様』って呼んでいいですか?『旦那様』って呼ぶのは、私の幼い頃からの夢だったんです!!」


こんなやり取りがあって、結婚が決まった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あれから15年の月日が経過した。


結婚して、長男と15年近く離れた長女が生まれて、僕と彼女は幸せだった。

だが、幸せは永遠には続かなかった。


回復魔法が使えない僕は、ある日の戦闘で弓での攻撃を見えない位置から受けて、酷い怪我を負ってしまった。

自分たちの陣地まで帰って行けたら、回復魔法が使える僕の弟子がいたはずだった。

だが、領主様、その時は王様だったが、その怪我の治療に当たっていた弟子は、僕の所に来る事が出来なかった。

念話で連絡したにもかかわらず…


そうして戦場で、僕は死んだ。

偉大なる魔導師の称号と共に…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


朝になった。

目が覚めた僕が気付いたら、

「いやぁ、ゴメンごめん。 あまりにも眠くなって、つい君を放置して、寝てしまったわ」

という、天使ツィラの軽い謝罪の言葉が来た。

お前なぁ、いったいどうするつもりだったんだ!?


などと話していたら、

「何だかあの人の気配が、ここから感じるわ!!」

と言って、妙齢の女性がこの部屋に入って来た!!


間違い無い!!

この魔力の雰囲気は、あの娘、愛しい

「マリア・ヒラト」

が入って来たのだ!!

「マリア・ヒラト」って、「あの娘」の名前です!!

何だか出しそびれてしまいました…

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