3 (説明回(笑))
この世界は、星は動くけどそれが自分たちの太陽と同じ星だとは、人々は思っていません。
また、ゴンド大陸は、軽く四季があるって感じです。
あまり、厳しい気候や洪水などは、無い土地柄です。
「てへ☆。もらった魔力が多過ぎて、お母さんの胎内からになっちゃった(笑)」
てへ☆、じゃねぇだろう~!!
「私はそろそろ魔力の限界だから、寝るね。それじゃあ、また明日~」
って、おい、こら…
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あ、そうそう、僕は「滑田 古都夫」って言います(>_<)
これまで名前を明かさなかったのは、この名前が原因です(T_T)
ちなみに、魔術師だった頃は「ポンテ・ヒラト」って名前でした。
ちなみに、とある有名な宗教では、この名前に似た名前が、宗教上の「大悪人」の名前だったりして、それを知った僕は、記憶が無かったにも関わらず、何故か冷や汗を流してしまったりした。
そう言えば、ドーナツの名前にもあったなぁ~…
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この怠け者の天使、名前は「ツィラ」だそうな。
こっちに来る直前に聞いた。
こら、ツィラ!! 起きろ!!
でないと、な~んもわからんまんまだぞ~!!
<何をあわてているの、愛しい子>
どうやら母上らしい念話が届いて来た!!
<母上、初めまして(で良いのかな?)。 実は、ここまで案内してくれた天使が、僕を無視して寝てしまったらしいので…>
母上は、コロコロと笑い始めた。
<そりゃあ、無理ないわね~。天使ちゃんは私の横でもうぐっすりと眠っているわよ。 だから私が詳しい説明をしてあげるわね。 私もチキュウって星の、ニホンって国から転生して来たから>
えぇ~!!
日本からの転生なの?
<もしかしてあなたも?不思議な事ってあるものね。じゃあ、ガイア様とテラ様って神様は知ってる?>
って、よ~く知ってます。
<何だか懐かしいなぁ~>
そこから、母上が語ってくれた内容は…
この星の名前は、特に無いらしい。
何せ、この星が丸いって事や、他に星がある事すら分かって無いらしい。
そしてここの大陸は、ゴンド大陸だそうだ。
って、ガイア様とテラ様からポンテ・ヒラトだった頃の知識・記憶を返してもらったから、よーく考えたらここまでの話は、僕はもう知っている内容だった。
母上は、日本に住んでいた頃は、看護師として独身のまま活躍していたそうな。 そして、老人ホームで眠るように92歳で亡くなったらしい。
<亡くなった時、たまたま異世界からの転生があったらしく、テラ様から、「転生して来た人の替わりの魂を、どうしても向こうの世界に送らないといけないの。だから、たまたま良い魂のままで亡くなっていたあなたを、あちらの世界に派遣しようと思うのだけど…」って言われて、頭を下げられたの。 まさか神様が、わざわざ私みたいな人間に頭を下げるなんて思わないじゃない? だから、私はすぐにO.K.って伝えたの>
テラ様、頭を下げたんだ…
<あ、ちなみにガイア様は、頭を下げられなかったわよ。 まさか、ガイア様まで頭を下げられたら、私、その場で土下座していたわ>
僕も、そういう気分でした…
<でね、こっちに来た人って、大魔術師のポンテ・ヒラトさんだったらしいのよ。 ポンテさんも、まさか魔法のほとんど無い地球に来て、周りが魔法を使っていないってなったら、苦労されただろうなぁ~って思うわぁ~>
<でも私はそのおかげで、ヒラト家の娘として生まれる事が出来て、魔法が使えるようになって、本当にラッキーだったわ。特に日本で生きていた看護師時代、自分では助けられなかった難病の人や、障害を負った人々を、こちらでは「ヒール」って魔法で助ける事が出来る、って分かった時には、本当に嬉しかったなぁ~>
言えねぇ、僕がポンテ・ヒラトだったなんて…
幸い母上は、自分が話す事に夢中で、こっちの心の中までは、気付いていないらしい…
ずっと気付かないままでありますように
ちなみに、「なめた こと」って名前の方は、実際におられました。
これ以上の情報は、守秘義務があるので無理ですが…。