表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくらの季節   作者: 木内杏子
61/61

桜の季節

 「じゃあ、帰ります」

私は先輩の家をあとにした。混乱した先輩のお母さんは憔悴しきっていたのと、前から一度連れて行こうと奏音くんが思っていたのとで、精神科のある病院に行き、そのまま入院することになったそうだ。奏音くんは、お母さんに付き添ってそのまま帰って来なかったので、家の簡単な片付けを先輩とした。


「さくらちゃん!!」

数歩歩いたところで、先輩は私の名前を呼んだ。


「好きだよ! ありがとう!」


私は振り向いて笑った。



◇◇◇


季節は移ろい、春になった。私は新しい制服に身を包んで、鏡の前で一回転した。


「さくらー?準備できてるの?お迎えがきてるわよ?」


「今いく!」


リュックを背負って駆け出す。

玄関を飛び出すと、明希先輩が自転車に乗って待っていた。私と同じ、紺色のブレザーに身を包んで。


「うしろのり!」


先輩は白歯をみせて笑った。


「はい!!」


私が先輩のブレザーを掴んだら、自転車が走り出した。


爽やかな春の風が私たちの横を通り抜けていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ