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嘘つき少女の能くある咄

あるところに、嘘つきな少女がいました。


でも、彼女は一つも嘘をついたことはない、と思っていましたし、事実嘘をついたことは一度としてありませんでした。


じゃあ何故、嘘つき少女と呼ばれるようになったのでしょう。


それは、お義母さんが嘘つきだったからです。


かのじょが本当のことをいっても嘘つきのお義母さんが「それは嘘よ」といって正してしまうのです。


とうぜん、お義母さんのいうことは皆が信じてくれます。


少女はお話を作るのが好きだったので、皆が「それはお話のなかの(はなし)でしょう?」と嘲笑(わらい)ました。


少女は、それに気づいた時、なんにも言えないような気になりました。


それから、本当に嘘をつき続けました。“わるいこと"もいっぱいしました。


そうすると、世間体を気にするお義母さんによって殺されてしまいました。


そうして、晴れて本物の“嘘つき少女"となった少女は今日も愉快に嘘をつき続けるのでした。


めでたしめでたし。

はっはっは、さーせーん

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― 新着の感想 ―
[良い点] アレ?なんか聴いたことのあるタイトルだ? なんだろう?確かボカロの楽曲にあったような… ていうかシリアス書けたんですね。 [一言] あっちのキャベツちゃんの更新もよろしく☆
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