3/33
3.え、俺死ぬの?
店を出て辺りを見回す。
と、いた!
あの子だ!
電話でもしているのか、店からすぐのところで立ち止まっている。
追いかけようとした時、パパーッ!!というけたたましいクラクションの音がした。
なんだ??
歩道に向かってまっすぐに走る、変な運転の車がいる。
まぶしいライトが、彼女の背後に迫る。
「危ない!!!」
とっさに走った。
アリスに似た彼女を、なぜか守らなきゃって思った。
彼女も車に気が付いたが、とっさのことに驚いて身動きが取れない。
俺は渾身の力で、彼女を車からかばった。
激痛と衝撃が走る。
誰かの悲鳴が聞こえた。
彼女は無事かな?
彼女がもし無事だったら、お礼に俺とデートしてくんないかな・・・・
なんて・・・・へへへ・・・・
痛さで感覚がマヒしてきた。
つか、俺、ダメかも・・・・・
そのまま俺は、気を失った。




