表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/33

10.ダンジョンへいこう(3)


ズズズ・・・・ズズ・・・・

となにかを引きずるような音が近づいてくる。

「キャーーーーッ」

アリスが悲鳴を上げて青ざめる。

そこにいたのは・・・・・

俺たちの2倍はあろうかという、ナメクジ型のモンスターだった。


「こいつには、ファイアーが有効だ!

 アリス!」

ロランが叫ぶ。

「あ・・・・あぁ・・・・」

アリスは青ざめたまま震えて動けない。

「くそっ!」

ロランがボスナメクジを切りつける。

青い体液があたりに飛び散るが、傷はさほど深くはつかない。

体がでかいのと軟体なのとで、物理攻撃はイマイチ効果が薄い。

「ロラン、2人でとにかく攻撃を続けよう!

こいつには手数で勝負して、体力を削っていくしかなさそうだ」

アリスをかばいながら、俺も弓で攻撃していく。

時々口から吐き出される体液の攻撃(といっても毒もないので大した痛手ではないが)をかわしつつ、とにかくガムシャラに攻撃を続けた。

2人の体力が尽きるのが早いか、コイツが倒れるのが早いか・・・・

ポーションのストックがあって正解だったな。


しばらく攻撃を続けていると、ギエェエエエーという叫び声をあげてデカナメクジは倒れた。

『よっしゃー!!!』

ロランとハイタッチで喜ぶ。

自然にそのようになったから、これは俺じゃなくリュカの記憶がそうさせたんだろう。

3人のレベルも上がり、8~9程になった。

これで帰りは楽に引き返せる。

ギルも稼げたし、ちょっとしたアイテムも落としてくれた。

貧弱なパーティーにはありがたい。


おそらくこいつは中ボスくらいなんだろうな、と思ったが言わないでおいた。

ロランは涼しい顔をしていたが、俺はもうヘロヘロだ。

どうなってんだこいつの体力は。


初めてのボス戦に高揚感と疲れを覚えながら、ふと我に返り思い出す。

「アリス!大丈夫か!?」

振り返るとそこには、泣き顔のアリスと肩を抱いてなぐさめるロランの姿があった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ