1.俺のこと
明るいタイトルなのですが、序盤はラブコメ要素は少ないかもです。
初心者なので、アドバイス等いただけたら嬉しいです。
どなたかの目に留まってくれたら幸いですが、まずは続けられることを目標にしたいと思います。
「わりー、その日は彼女とデートなんだわ、また誘ってくれ」
通知音と共に、無情にも3件目の断りのラインがきた。
久々に休みが取れた明日、話題のラノベが映画化したので観に行かないか?
と仲間に声かけをしていたのだが・・・・・。
全滅だ。
数少ない俺の友達は、みな予定があるんだそうだ。
「どーっすかなー・・・・・」
小学生までは人気者だった。
足もそこそこ速かったし、5年生までは背もクラスで一番高かった。
中学に上がった頃から周りの奴らに背を抜かされて、卒業時には前から3番目。
友人の影響で、ラノベやアニメにどっぷりハマったのもこの頃だったか。
当時はクラスの女子には興味なくて、ラノベのヒロインである初恋のあの子が、今でも理想のタイプだ。
話の分かる友達と同じ高校に行って楽しくやってたけど、そのうち一人二人と彼女なんか作っちゃってさ。
「今は彼女との時間を大事にしたいんだ」なーんて言われて。
俺は今でも理想のタイプを追い求めてるんだ、妥協はしないぞ!
そんなことを言ってたら、妖精になる一歩手前まできた。
「だっさ・・・・」
人をダメにするクッションに寝っ転がると、梅雨なのに雲ひとつない青空が窓から見える。
土曜日の街の喧騒を聞きたくはないが、もうすぐ仕事の時間だ。
だるい体を起こして、身支度をする。
こんなフツーの俺の、夢も刺激もない日常を過ごす人生は、この後起こる出来事で激変することになる――――




