表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
77/92

EPISODE,75:手取り足取り

あれから数週間近く、俺は彩音と一緒に京都での行き先を考えていた。

それこそ最低でも毎日30分は話し合ってるほどだ。


「色々話し合ったけどさ、結構まとまってきたね」

「だなぁ。ここまで相当時間かかったしね」

「うん。これでもか!ってぐらい話しこんだからね。そのおかげで良い感じになったよね」

「行くのが楽しみだよ。──あ、てか」

「どうかしたの?」

「気になったんだけどさ、当日って新幹線で行くんだっけ?」

「そうだね。それがどうかしたの?」

「あぁ、いや。新幹線乗るの初めてだからさ、乗り方わかんなくて」

「あぁ、なるほどね。それなら大丈夫だよ、私が手取り足取り教えるし」

「手取り足取り教えるし、ねぇ・・・」

「ん?」

「あぁ、いやなんでもない。ありがとな」

「うん、どういたしまして?」


なんだろ。

『手取り足取り教えてあげる』って言葉に違和感を覚えた。


「てかもうこんな時間。そろっと寝よ?」

「あ、うん。そうだね。寝る準備するか」


その後、すぐに布団の準備をし、2人で眠りについた。




次の日、学校でもまだ引っかかっていた。


「隼斗?どした、なんかダルそうだけど?」

「おー、涼太か。ちょっとねぇ・・・」

「俺にでも相談するかい?」

「いやいいよ」

「なんでだよ!!」


的確なツッコミ。

・・・あれ?涼太ってこんなツッコミしてたっけ?

まぁいっか。

そんなことを考えながら俺は次の授業が始まるまでぼーっとしていた。




「隼斗?おーい?」

「はっ!?・・・あれ、電車?」

「どうしたの?今学校終わって帰ってるとこだけど?」

「あ、あれ?もう学校終わったの?」

「うーん、大丈夫?ずっとうわの空って感じだったけど」

「いやぁ、ちょっと考え事でね」

「考え事?」

「とりあえず帰ったら話しても良い?」

「わかった。じっくり話してもらうからね?」

「目が怖いですよ彩音さん・・・」


いつの間にか学校終わってたのかよ。

普通に記憶ないんですけど?



「それで?何かあったの?」

「いやぁ、なんだかね。引っかかる事があってさ」

「引っかかること?」

「うん」


帰宅後、夕食の席で彩音と自分の中の引っかかってることを話した。


「なんていうかさ、この前『手取り足取り教えてあげる』って言ったじゃない?」

「新幹線の話のときね。それがどうかしたの?」

「いや、なんかそれが引っかかってさ」

「どゆこと?」

「あー、なんつーか。『手取り足取り教えてあげる』って言われたことが引っかかってね」

「ふーん・・・、本当になんで?」

「それが俺にもわかんないんだよね。それでずっと学校で考えててね」

「うーん・・・」


彩音は、少し考えた後に口を開いた。


「私が思うにさ、隼斗ってずっと1人でなんでも乗り越えてきたじゃん?それこそ小さい頃からずっと」

「まぁ、家庭が家庭だったしな」

「それでさ、いざ『私を頼れ!』的な事言われて混乱してるんだと思う。私はそう考えたね」

「混乱?」

「わかんないけど、多分ずっと1人で辛いこととか乗り越えてきたからさ、頼り方がわかんないんじゃない?」

「あー・・・なるほどね・・・」


言われてみて気付いた。

確かにずっと1人ぼっちで、誰にも頼れずにずっと1人で辛い壁とか乗り越えてきたし、高校試験のときもずっと1人で・・・。


「今思うと相当狂ってたんだな、俺って」

「狂ってたの?」

「わかんない。まぁやってることはヤバかったと思うよ」

「そんなに?」

「別にワルになったわけじゃないよ。『1人でそんな事もやったの!?』ってことばっかりだなって話」

「ふーん。・・・今度聞かせて」

「そのうちね」


なんやかんやスッキリしたな。

そう思いながら、夕飯を食べ進めていった。

EPISODE75です。というかお久しぶりです。

まずは謝罪です。普通に悩みすぎて延期期間過ぎてました。しかも9月の初投稿が今日という事実です。マジで時間かけすぎたような感じがしますね・・・。

またこういうこともあるかもしれないですが、なるべく書き上げられるように頑張っていきたいです。


ではまた、EPISODE76でお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ