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EPISODE,56:夕日のように赤く〜隼斗side〜

俺はひどく赤面していた。

一昨日の事をひどく反省してると同時に、こうかいしていた。


「やっちまった・・・」

「ん?どうかした?」


そう涼太が話しかけてきた。

正直萎えてる今、一人で落ち込んでいたいのだが、なぜか俺は放課後、カラオケに来ていた。

・・・涼太と、一緒に。

カラオケに料理と来るのはいつぶりだろうか。


「あぁ、いや。なんでもない」

「そうなのか?結構深刻そうな表情してたけど」

「そんなにかよ・・・はぁ・・・」

「相談なら乗ろうか?」

「いや、大丈夫。なんかお前に話したら俺を殺しそうだから怖い」

「小窪さん関連なら大丈夫。俺今彼女持ちだし」

「・・・本音は?」

「他の子の話題出すと監禁してくるんだよ。そのせいで学校休まないといけない羽目になった事もあったし・・・」

「あはは・・・」


今思えば涼太は時たま休んでたこともあったけど、そういう事だったんだな。


「まぁ、お前がわかってんなら話すけどさ。あや・・・、小窪さんとちょっといろいろあってね」

「詳しく聞こう」


そうして俺は話し始めた──




一昨日のことだった。

その日、俺はいつもどおり彩音と寝る準備をして、いつも通り俺に抱きついてきた。


「じゃあ、寝よっか」

「うん、おやすみ」

「おやすみ〜」


そうして抱きついてきた彩音に対し、俺は優しく彼女を抱きしめた。

あまり強く抱くと怒られそうだし・・・。

そう思いながら抱きしめていると。


「うん、ちょっとごめん。待ってくれる?」

「あ、はい」


彩音が起きて静止した。

あぁ・・・、先輩に言われてちょっと攻めてみたけどこれはダメだったか・・・。

と思っているときだった。


「えっと・・・、その、なんで急に抱きしめてくれたの?すごい嬉しいんだけど」

「嬉しいんだ」

「うん・・・。じゃなくて、急にどうしたのかなぁ?って思っちゃいまして」

「あぁ、そういうこと」

「はい」


彩音をよく見ると、混乱してるのがよくわかった。

なんだよ、嬉しかったんだ・・・。

そう考えていたが、危うく我を忘れるところだった。


「要は理由が知りたいと」

「うん」

「いつもさ、俺を抱き枕みたいに抱いてくるじゃん?」

「うん、そうだね」

「その仕返し・・・ってやつかな?」

「え?嫌だった?」

「嫌じゃないよ」

「嫌じゃないなら良かった」

そう言ってホッと一息ついた。

それはまるで、本気で心の底から安堵してるように見えた。


「彩音は嫌だった?」

「嫌じゃないというか・・・うん」

「うん?」

「すごい心地よかったです」

「なら良かった」

「よかったらなんだけど、今日からそうしてくれると嬉しいです」

「あぁ、うん。わかった」

「ありがと」

「どういたしまして」


そうして一昨日の夜からお互いハグし合って寝るようになったのだが──




「まだ慣れてないからか、すげぇ恥ずかしいんだよね・・・」

「そうか・・・」


それを聞いていた涼太はというと、なんというか、うん。

悟り開いてる感じになってた。


「大丈夫?」

「なぁ、一昨日ってことはさ。お前らもしかして一緒に住んでるのか?」

「あー、・・・うん。そうですね・・・」

「羨ましいなぁおい。今でもあの子にファン多いのお前も知ってるだろ?そのファン共に知られたらお前間違いなく火炙りにされるぞ」

「魔女裁判より不条理じゃねーかよ」


やっぱり彩音って今でも男共に人気あるんだな。

あんな塩対応してんのに、なんでだろ?

そんなことを考えてるときだった。


「あ、よかった。てっきり他の女と一緒にいるのかと思ってたけど、先輩と一緒にいたんですね」 


そういって部屋に入ってきたのは、涼太の彼女さんである美空ちゃんだった。


「あぁ・・・、やっぱりバレるんだね・・・」

「よっす、元気?」

「はい、いつも通り」


そう言って、美空ちゃんは問答無用で涼太の隣に座って腕を組んでくる。

これに対して、涼太は無抵抗で受け入れるというか諦めてる感じだった。


「それにしても、先輩って彩音先輩のことどう思ってるんですか?」

「急だね・・・」

「そうでもないですよ?だって私がいない間の内容会話知ってますし」

「・・・もしかして、涼太に盗聴器つけてる?」

「えぇ、もちろん」

「そんな当たり前みたいに言わないで?」


ヤダこの子、怖い。

そんなことを言いかけたが、こらえた。

ちなみに涼太はというと、ショックで俺等の会話は聞こえてない様子。


「それで?結局のところ聞きますけど、彩音先輩のこと『好き』なんですか?もちろん、恋愛的な───」

「好きだ」

「・・・ふふっ、即答ですね。なんか安心しました。

「なんでだよ」

「ちなみになんですけど、好きなった理由とかあるんですか?」

「うーん・・・、一言でいうと『一緒にいて幸せに感じるから』・・・かな?」

「面白い理由ですね」

「面白いってなんだよ」


そう言って俺らは笑いあった。

だって仕方ないじゃん、一人になりたいって思ってた俺を変えてくれたんだから。

EPISODE56です。

早速先週投稿できなかった理由なんですけど、実はこの『俺バレ』が終わった後に連載する予定の小説を本格的に書いていたところ、時間調整やらスケジュールのミスをして今に至ります。

なんか前にも同じことをやらかしてる気がするのは私だけでしょうね・・・。

そんなこんなですが、予定であれば5月の中旬頃に新連載が始まると思います。

ですが、まだこの『俺バレ』はまだ簡潔してないので、順調に進めていきたいです!


ではまた、EPISODE57でお会いしましょう。

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