EPISODE,50:明男の作戦〜その2〜
「ふーん、そんな事があったんだ」
夕食の席で、俺は明男さんのことを話した。
「ていうか気になったんだけどさ、先輩ってどういう人がタイプなん?」
「なんか『小さくて、年下で、甘えてくる人』がタイプらしいよ」
「ある意味厳しいな・・・」
「まぁ、普通にモテる人がモテないみたいなタイプだもんね」
「だなぁ・・・」
「そういえば私からも一つ聞いていい?」
「いいけど、どうかした?」
「隼斗って最近好きな子とかできたの?」
「できてないけど、なんで?」
「うーん・・・、女の勘ってやつかな?」
「勘ねぇ」
彩音が『女の勘』だなんて言うの珍しいな。
あ、てか──
「彩音は?」
「へ?」
「いや、前に『好きな人できた』って言ってたけど、その人との進展とかどうなん?」
「あぁうん、順調だよ。仲良いし」
「それなら良かった」
「・・・別に・・・言ってもいいのかなぁ」
「え?何を?」
「ううん、こっちの話」
「あぁ、うん。わかった」
なにか言いかけたっぽかったが、聞く暇もなく俺は食器の片付けを始めた。
その日の夜、Leadを開くと涼太からメッセージが来ていた。
『明日美空ちゃんと一緒に水族館に行かされるんだけど、隼斗と彩音さんと一緒に護衛に来てくれない?』
護衛て・・・。
「どうかしたの?」
「ん?あぁ、これ」
「護衛・・・」
「どうする?」
「うん・・・、正直行きたくない」
「だよなぁ、ぶっちゃけ俺も行きたくはない」
「じゃあやめとく?」
「でもあいつ、美空ちゃんと二人きりにすると毎回洗脳されかけてるんだよなぁ」
「それはそれでいいんじゃない?主に私にメリットがあるし」
「そうなんだけどさ、あんなやつでも俺の友達なんだよな」
「優しいね」
「こういう性格だからな」
「でも私は行かないよ?」
「わかってる、だから明男さんと先輩に事情を説明して一緒に行くよ」
「あ、それならいいかも」
「え?行くの?」
「うん、隼斗の近くに居られるならオッケーだし」
「そういう理由かよ・・・、まぁ来てくれるならありがたいけど」
とりあえず明男さん達に話しとくか。
EPISODE50です
・・・え!?50!?マジかよもう50話書いたんかよ。
とまぁ、そんなこと考えながら書いていました。
さて今回紹介するのは「ハロウィン」の「ハウメニーティアーズ」です。ハロウィンは前に紹介したBetterthanRawというアルバムのバンドです。
ハウメニーティアーズとかの初期はなかなか傑作ですからね〜。あのゴリゴリとしたサウンドがたまらないです。
ではまた、EPISODE51でお会いしましょう。




