EPISODE,49:明男の作戦〜その1〜
数日後、バイト先にて──
「ねぇ、隼斗くん?」
「はいなんでしょう?」
「暇だと思っているのは、私だけ?」
「奇遇ですね、僕もです」
バイト長こと水無瀬琴葉先輩は暇そうにしていた。
かく言う俺も、暇そうにしていたというか暇だ。
たまにだが、ここはコンビニでも普通にお客が一人も来ず暇な時がある。
ちなみに、彩音は絵名から相談ごとがあるそうでバイトを休んでいる。
「あ!そういえば気になったんだけどさ」
「急にどうしたんですか?」
「隼斗くんって、普段音楽とかって聞くの?」
「音楽ですか?・・・あんま聞かないですね」
「奇遇だね!私も!」
「なにがしたかったんですか・・・」
「暇つぶし」
「なってませんよ」
そんな会話をしているときだった。
「こんちわ〜」
「あ、明男くん!いらっしゃいませ〜」
「えっ?隼斗くん、知り合い?」
「あぁ、この子近所に住んでる中学生で──」
「岩杉明男って言いま〜す!お姉さん、めっちゃキレイっすね!」
「へっ!?」
そう、この男が考えた作戦『私は中学生ですがなにか?』だ。
文字通り、中学生であると偽って琴葉さんとお近づきになるという、セコい作戦だ。
これほんとに大丈夫なのか?
「隼斗くん・・・」
「どうかしました?」
「この子、お持ち帰りしてもいい?」
「いやダメに決まってるでしょ。なに言ってるんすか?」
「あはははっ!お姉さん面白いっすね!お持ち帰りは親が怒るんでダメですけど、よかったら連絡先交換ぐらいならいいっすよ!」
「えっ!いいの!?でも、こんなおばさんでもいいの?」
「僕が言うのもなんですけど、先輩19歳ですよね?」
「中学生からしたらおばさんなの!!」
「それ言っちゃうと、僕『おじさん』ってことになりますよ?」
年齢に対していろいろ皮肉なこと言っちゃってるよこの人。
「全然おばさんじゃないっすよ!てことで、早速お願いします!」
「あ、明男くんがいいなら喜んで!!」
以外にもあっさり連絡先の交換に成功しちゃったよ・・・。
てか、なんかこの作戦見落としあるなって思ってるの気のせい?
EPISODE49です。
初めてタイトルでその1とか使ったかもしれません・・・
ちなみに個人の話というかリアル話なんですけど、つい最近新しく連載するかもしれないの小説の案をまとめててこっちの執筆をおろそかにしている感じがします。
今後は気をつけるようにします。
それともしかしたら、新しく連載する小説が増えるかも知れないので、そのときはお知らせするのでお楽しみに!(今日のヘビメタ紹介はなしですm(_ _)m)
ではまた、EPISODE50でお会いしましょう!




