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EXTRA EPISODE 番外編:彩音視点のEPISODE,1

番外編でございます。


後書きにて、この番外編制作のウラ話があるので、読んでもらえたら幸いです。


それでは、どうぞ!

「彩音・・・・・・すまなかった・・・頼む・・・頼むから・・・

 もう・・・・・・何もしないから・・・・・・や・・・

 やめてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!」



「ハッ!?」



びっくりした・・・昔の記憶かぁ・・・

今何時だろう?

うわあ・・・四時二十分かあ・・・。

もう寝たくても寝るのが面倒だし、もう着替えて駅行こう。




私、小窪彩音は、前まで通っていた高校から転校し、

今日から新しく「魁星高校」とやらに登校する初日。


(制服に着替えたのはいいけど、今朝の朝ごはんの準備と、

 お弁当もらってこないと)


自慢ではないけど、朝ごはんの準備は私一人でやっている。

両親はすでに他界して、伯父と二人で暮らしている。

けど、私は、十五歳から()()()()()を始めた。


・・・といっても、()()()()()()()()()()()()()()・・・。

私の伯父は、アパート管理人兼大家の仕事をこなしている。

ちなみに、私が親戚だからか、それとも、私がバイトしていないからか、

私だけ家賃がタダなのだ。


(ごめんね伯父さん・・・バイト始めたら今までの分、

  ちゃんと払うから)


私のこれから行く高校の最寄り駅、「七宮駅」は、自転車で二十分。

駅の駐輪場に止めて、電車に乗っていくんだけど・・・。


(あちゃー、始発でも六時二十分かあ)


時刻表みたら、始発で六時十分で

今は、五時二十分。

いくらなんでも早すぎたなぁ・・・。


(仕方ない・・・のんびり待ちますか)


駅の待合室で待つのも、なんか嫌だったので、

どうせ暇だし、ホームで待つことにした。(すぐ、乗りたいからなぁ)

スマホあるし、何か音楽でも聞いてよっと。


そこから二十分近く過ぎたとき、ある異変に気付いた。




駅に人がいないのだ




・・・・・・・・・・・・・・・え?

ちょっと待って、朝の始発だよね?

なんで・・・誰もいないの?

私は、もしかしたら、【「七宮駅」は今日休み説】が、自分の頭の中で

浮上してきたので、(ていうか、そもそも駅に休みとかあるのかなぁ)

調べてみた。

そしたら、こんな情報が出てきた。


【始発の時間をだれも利用しない駅『七宮駅』】


よく調べると、七宮駅は、「なぜか、始発の時間をだれも利用しない駅」で有名だった。(都市伝説っていうのかな?こういうの)

ちょっと一安心。

と、そのとき、人の気配を感じたので右を向くと、

一人の男子がいた。


(この近くに住んでいる人かな?)


なんてことを考えながら電車を待っていると、あることに気づいた。


(あの人、「魁星高校」の生徒だ)


男子の制服と、女子の制服は、デザインが結構好みだったので

一目見て分かった。

それにしても、あの人から視線を感じるのは気のせいだろうか。

いや違う。

マジで私のこと見てる。

こっちガン見してるし・・・。

不快な視線を感じながら待っていると、電車が来た。

なんか無性に腹が立ってきた。


(よーーーし、さっきの仕返しのチャンス来たよ私。

 電車乗ってる間、あの人の様子を見てやるんだからぁ)


仕返しの方法が、ずれてる気がするけど・・・まあいっか。




三十分後。

とりあえず着いたので降りて

彼について気づいたことをまとめると・・・。



『何もわからない』



……が結論だった。

そりゃそうか、人は外見だけ見えても内面は見えていないって

よく言うもんね。(よく言うのかは知らないけど・・・)


さてと、とりあえず行こうっと。

彼とは同じクラスだったりするのかなあ?




「・・・・・・なーんてね、そんなわけないか」




そうだよ、そうだよ。

絶対にない、ない。

・・・・・・・・・ない・・・よね?

というわけで、長らくお待たせいたしました。


「番外編」でございます!!!(やや、テンション高めでお送りしております)


実はこれ、いくつかあるEPISODE,1の候補の一つだったやつなんです。

(6つぐらい候補がありました)

そのうちの一つが、選ばれて今のEPISODE,1になりました。

で、ほとんどが処分されたんですけど、これが奇跡的に残っていたので、この一週間を使って

加工したものです。(本当は今から3日前に見つけました)


最初はどんな感じだったかというと、彩音の様子を見ていた隼人に気づき、そこに会話シーンを

盛り込む予定でした。その会話シーンが、原因で没にしました。

これがその会話シーンです。


あ・・・やべ・・・こっち見てたのバレたぁ・・・。

なぜってこっちに向かってゆっくり歩いてくるんだよぉ・・・。


「何か用ですか?」

「いやあぁぁぁ・・・何にも」

「じゃあジロジロ見ないでよ気持ち悪い」

「さーせんしたぁぁぁっ!!」


怖え・・・怖ええよあの人。

僕はその場から動けなかった。

この体験が、俺のトラウマになったのは言うまでもない・・・・・・。

                            【EPISODE,1候補。候補コード03】


とまあこれが原因で没にしました。

本当は、一から作ろうかと思ったけど、なかなか思い浮かばなくて大変だったけど、

これ見つけたとたん、なんかもう面倒になって一気に加工したのが、今回の番外編です。


というわけで、これからもがんばっていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

ではまた、EPISODE,4で。


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