EPISODE,47:初詣後に思うこと
「はぁぁっ・・・、つ、疲れたぁ」
「いや大丈夫か?隼斗」
「大丈夫じゃねぇよ・・・。やっぱ行かなきゃよかったよ。初詣」
冬休み明けの学校で、俺は初詣のことを思い出していた。
「てかなにがあったんだ?俺あの子に無理矢理二人きりで初詣行ってたからわかんないんだけど」
「あぁ、実は──」
「橋沢くん!」
「げっ・・・」
「この前のこときっちり説明してもらうからね!」
そう言ってきたのは、同じクラスの女子の絵名だった。
普通に面識ないんだが、初詣の時に一緒にいた人だということはわかった。
「だから!別に小窪さんのことは何も思ってないって!ただの友達ってだけだよ!」
「絶対ウソでしょ!ほんとは好きなんでしょ!?さっさと告って付き合いなさいよ!」
「なんでそうなる?」
「な、なぁ。なにがあったんだよ?」
仲裁に入ったのは、涼太だった。
「あ、そういえば涼太は知らなかったって言うか、彼女さんと一緒にいたからわかんなかったよね?」
「彼女さんて・・・、まぁ、別行動してたから知らないけどなにがあったんだ?」
「じゃあ私が説明するね」
「もう好きにしろ・・・」
そう言って勝手に説明し始めた。
初詣当日のこと、メンバーは俺と彩音に、絵名とその他男子1人と女子2人を加えてた6人で行った。
「ううっ、寒い・・・」
「大丈夫?ほら、カイロ使えよ」
「あ、うん。ありがとう」
「・・・ん?(絵名)」
「あ、橋沢くん。これ奢ってよ〜」
「ん、いいよ」
「やった〜」
「・・・ん?(絵名)」
このやりとりを見ていた絵名がなにを思ったのか、俺たちに対していろいろ聞いてきた。
「仲いいけど付き合ってるの?」で始まったのだが、もうこの人の頭の中では公認カップルとして認定されてしまったらしい・・・。
「なるほどねぇ、それはそうとして小窪さんはどう思ってるの?」
「あやちゃんもおんなじこと言ってた」
「あ、そうなんだ」
「ていうか!ぶっちゃけ2人ってどうやって仲良くなったの?なんか転校してきたときから仲良かったし!」
「んなこと言われてもわかんねぇよ・・・。なんかいつの間にか友達になってたって感じだし」
「いやほんとになんで?」
「羨ましいにもほどがあるよ」
「なんでって言われても・・・、てか涼太はドサクサに紛れて何を言ってんだ?」
この先というか、今年は一体どう言う年になるんやら。
EPISODE47です。
最近は冬本番だということと、ニュースで大学入学共通テストの話題が出て来ますね。ある意味この時期が大変だという人も多いでしょう。
さて、久しぶりに紹介するヘビメタ解説はストラトヴァリウスの「ファーザー・タイム」です。時計の秒針が鳴り響いたと思った瞬間に襲い掛かるツーバスとギターの鋭い旋律が魅力の曲です。
ではまた、EPISODE48でお会いしましょう。




