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EPISODE,41:これはセクハラですか?いいえ、ただ甘えてほしいだけだと思います

バイトもようやく終わり、彩音と2人そろって帰りの電車に乗っているときのことだった。

彩音は、思い出したかのように口を開いた。


「そういえばさ、美空ちゃんの話で思い出したんだけどさ」

「うん」

「隼斗って、好きな人いるの?」

「は?」


何を思い出したかと思えば、そんなことかよ・・・。

って、そういえば考えたことなかったな、俺の好きな人。


「うーん・・・、今んとこいないかな?」

「ふーん、そっか」

「そういう彩音はいるの?」

「私はね、最近できたの。好きな人」

「ふーん、そうなんだ」

「反応薄っ・・・、興味ないの?」

「正直無いかな」

「普通男子だったら興味津々で聞いてくるよ」

「じゃあ、俺が普通じゃないだけだな」

「かもね」


それにしても、彩音に好きな人ねぇ。

・・・涼太は無いな。

もし仮にそうだったら、天変地異起きてるし。


「じゃあ、タイプとかあるの?」

「好きな人の?」

「うん。ほら、可愛い子が好きとか、優しい人とか。ない?」

「タイプねぇ」


なんか急に言われてもわからないな・・・。

俺の好きな人のタイプねぇ。

少し考えた俺は、彩音に伝えた。


「強いて言うなら、ずっと一緒に居たい人・・・とかかな?」

「曖昧すぎ」

「仕方ないよ。急に言われてもわかんないし」

「それもそっか」

「そういう彩音こそ。その好きな人って、その人ってどういうタイプの人なの?」

「うーん、簡単に言うと。ずっと一緒に居てほしいタイプ?」

「さっき俺が言ったやつを言い方変えただけじゃん」

「そうだね、一緒だった。でもね、これだけは言える」

「なに?」

「涼太のこと嫌い」

「はっきり言ったなぁ・・・」


もしこの場にアイツがいたら、今すぐに電車の窓から飛び降りそうで怖いな・・・。





家に着いて、夕飯も食べてプロにも入り、寝る準備をしていた時のこと。


「眠い・・・」

「大丈夫か?彩音」

「うん。もう、早く寝たい」

「そうだな・・・。うん・・・、だからって何でいつも俺を抱き枕にするの?」

「え?気持ちよく寝れるし、あと夜中寒いし」

「気持ちよく寝れるなら良いけどさ・・・」


そう言いながら俺は部屋の明かりを消した。


「じゃあ、おやすみ。彩音───」

「隼斗も味わってみる?」

「えっ?うわっ──」


次の瞬間、俺は彩音に頭を抱き寄せられ、そのまま横になった。

よいしょと、彩音はかけ布団をかけた。


・・・ちょっと待って?なんか頭に柔らかいものが・・・・・・。

ってこれ、明らかに胸やんけ。

柔らかっ、え?こんなに柔らかいの?というか、それもそうだけど───


「──温かいなぁ」

「でしょ?」


そして俺は、そのまま眠ってしまった。

正直言って、今までで一番良く眠れたかもしれん。



次の日の朝、やっちまったと思い朝から彩音に謝罪したが「私も良い夢見れたから。謝らなくてもいいよ」と言われ、安心した自分がいるのであった。

EPISODE41です。

もういつの間にか40以上書いていたことに驚きを隠せない自分がいます。

さて今回はアイアンメイデンの「ファントム・オブ・オペラ」について解説します。

アイアンメイデン初期の最高傑作と言っても過言ではないこの曲は、7分以上ある長尺の曲です。

ですが、展開が多様で聞いても飽きないような曲の構成となっています。

ぜひ一度聞いてみてください。


ではまた、EPISODE42でお会いしましょう。

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