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EPISODE,21:気を失う、見えなくなる

この話を読んだ後に、後書きを読むことをおすすめいたします

「私、一度お話ししてみたかったんですよ。隼斗さんのお母様と」


彩音さんは、微笑みを浮かべながらそう言った。

でも、その瞳の色はその微笑みには似合わない色をしていた。

憤怒の色。

とでも言うのだろうか。

そんな危ない色をしていた。

例えるなら「一触即発」。

そう言えるほど彼女がキレているのが俺にはわかった。


「そ、そうなの?えっと・・・じゃあ、よかったらその、中はいる?」

「えぇ、もちろん。喜んで」


そのまま彼女は、勢いのまま俺の母親と共に家の中に入っていった。

それに遅れて俺も入り、二階にある俺の部屋へと向かった。

俺は最初、母親と対面して決別を宣言する・・・。

と、かんがえていたのだが、あのときの彩音さんの視線から「手出ししないで」というメッセージを発していた。

それを認知し、仕方なく母親とリビングに居させることにした。

そして今に至る。(メッセージ──というか、ただ単にビビっただけなんかなぁ・・・)


自室に着いて中に入り、しばらく自分の荷物をまとめている頃、俺は


(大丈夫・・・だといいけどなぁ・・・)


彼女を心配していた。

心の中は、心配に満ち溢れていた。

自分の友達が俺の母親に傷つけられるところを想像するだけで怖くなった。

だから小中学校の頃は、友達を自分の家に呼んだことがなかった。

失うのが怖かったから。

それが理由。

そして居ても立っても居られなくなった俺は、二人が居るリビングへ向かったのだが・・・。


「何が,どうなって・・・こうなった?」

「ええと・・・。えへへ、わたしもわかんないや・・・」

「言うと思った・・・」


今の状況。

俺はそれをまだ理解できてなかった。

ざっくり言うと、()()()()()()()()()()

しかも、顔が青ざめている。

傍から見ればまさに、探偵小説とかでよく見る一部シーン中の王道。


「『これは・・・、事件の匂いがする!』ってやつか?」

「まあ、そうなっちゃうよね・・・」

「だよねー。じゃなくて、なんで親が倒れちゃってんの!?」

「あ、やっぱりそれ聞いちゃう流れ?」

「そうだよ・・・」


いくら親を嫌っているとはいえ、この現場をスルーするのもそれはそれでダメな気がするしなぁ・・・。


「説明、長くなっちゃうけど、いいの?」

「長くなる───って、どのくらいかかる?」

「今から話すってなると・・・日が暮れるくらい・・・」

「そんなに!?」


いやいや、待て待て。

何があったらこうなるんだよ・・・。

ていうか、うちの母親が(まあ、もう親とは思ってないけどね)顔を青ざめて倒れるレベルの仕打ちってなんだよ?


「じゃあ、こうしよう」

「ん?どうするの?」

「『説明する』じゃなくて、『何をしたのか』ってことだけでいいよ」

「さっきとあんま変わらないなぁって思ってるの私だけ?」

「だといいけどな・・・」

「それに、私が言えることって『傷つけた』ぐらいしか言えないよ?」

「傷つけた・・・、『言葉』でってこと?」

「うん」

「なんて言ったの?」

「なんて言ったっていうか───とにかく、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?ってことをずっと問い詰めてたらこうなっちゃった・・・」

「あー・・・なるほどねぇ。わかった、うん、めちゃくちゃ理解できました・・・」


なるほどなぁ・・・。

要は大きな精神的ダメージを負わせるレベルまで問い詰めたらこうなったと・・・。

とりあえず、今のこの状況に関してはよくわかった。

しかし───


「どうやって決別することを言えばいいんだ?これ?」

「あ・・・」


こいつはしばらく起きそうもないし、起こすとしても、起きるわけがないし。

親父に言うって手もあるけど、夜中に帰ってくるからなぁ、土曜は。(休日出勤とかざまぁって、思ってたけど、ここで必要だと思う自分が居ることに腹立つ)

正太は・・・、まず俺と話したがらないからどのみち却下。

さて、どうしたものか。

解決の糸口を探しているとき、彩音さんの肩が振るえているのがわかった。


「どした?」

「・・・ご、ごめん・・・」

「ちょっ!?なんで!?」


彼女は自分の失敗に責任を感じたのか、涙目になっていた。

肩は小刻みに震えていて、まるで大切な人を、また失うかもしれない恐怖に怯えている。

そんな感じがした。


「こんな・・・、こんなことになるんだったら、来なきゃよかった。私がどれだけ役立たずなのか、自分でもわかってるはずなのに・・・」

「彩音さん・・・」

「もう・・・、どうしたらいいの?もうこうなった以上、決別なんてしないで二度と隼斗さんの親とは会えないようにお別れして亡き者に・・・」

「ちょっ!?ちょっと待って!?」

「え?」

「今・・・、なんて?」

「だから、お別れして亡き者に」

「それだ!!」

「えっ・・・。え?どういうこと?」

「『お別れ』だよ!!これしか手段はない!!」

「え?ど、どういうこと?」


頭の中が「(クエスチョンマーク)」の嵐に見舞われている彩音さんをそっちのけにして、俺はようやく見つけた解決の糸口からひらめいた「解決策」を行うことを決心した。



もう、これしかない。

EPISODE21でございます。

「自分は親に愛されているのか?」と高校生の年齢になった方々や、その年齢を過ぎた人達も一度は考えたことがあると思います。この前私の友達から「鬼から電話」というアプリの話を聞いたんですけど、これってどう考えても「子供を脅してるんじゃないか?」と考えさせらましたね。(音源はYouTubeでも聞けるそうです)

そしてこのことを私の母に話したら「脅す教育は嫌いだなぁ」と言ってました。このアプリを説明すると、手伝いをしない子供に鬼から電話がかかってくるという感じものです。そんな私は「じゃあ、子供に手伝いをさせたいときってどうするの?」と聞いたら「小さい頃に手伝いの習慣を身に着けさせたいなら『手伝って』じゃなくて、『助けて』と伝える方がいいよ」と答えたんですけど、その主な理由として、小さい頃の子供って「自己中心的」な子供がほとんどらしいんですけどそれを利用して、「力を貸してほしい!」という認識をさせて手伝わせることで自然と手伝いの習慣が着くそうです。

(ちなみに、小学2年まではそうした方が良いそうで、他にも『仕事だということを認識をさせない』というのが理由だと言ってました。)

私もその方法でお手伝いの習慣が身についたそうです。

一応他人の家庭にどうこう言うつもりはないんですけど、子供の愛し方を間違えるとその子が将来親に対してどういう印象を持たれるのかは、あなた次第ってことだけ言わせてもらいます。


来週も元気に乗り切れるよう、日曜日はゆっくり休みましょうね!!(私も原稿作業頑張ります!!)



では、今日はここでお開きということで。

EPISODE22でお会いしましょう。

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