第7話:人には不可能なこと
こんばんわ、リョウです。
今日は、学生の味方休日です。
今日はあの天然毒舌女が来ないこと願います。
そう、思いながら俺は、ベットから起き上がった。
「おはよ〜」
俺の願いは、速攻で打ち砕かれました。
「はあ、今日は何で来たんだ」
おかしい、寝る前にちゃんと鍵をかけたんだけど・・・。
「リョウ、進路って決まってる?」
おっ。こいつにしては意外な質問がきたな。
「俺は、まだ決めてない。エミは?」
「私、今悩んでるんだよね」
エミが悩むなんてめったに無いはずなんだが
「何で悩んでるんだ?」
「私ね、小学校の教師に・・・」
「やめとけ」
こいつが教師になったら、子供がグレるぞ
「じゃあ、保育士に・・・」
「やめなさい」
こいつに保育士は向かない。俺が断言しよう。
昔、エミはよく近所の子供と遊んでるんだが、帰る頃には絶対に子供は泣く。
原因は・・・・・いろいろとエミに。
「じゃあ、美容師に・・・」
「・・・・・・」
昔、こいつに俺の髪を切らせたことがあった。
そのとき、俺は不覚にも眠ってしまった、それがいけなかった・・・・。
起きたらスキンヘッドになってたから驚いた。
どうやったらハサミでスキンヘッドにできるんだ。
「エミは仕事しないでくれ。」
そのほうが安全だ。
「え〜。なんで?」
「エミに仕事は向いてない」
「わかった、働かないで。男に貢がせろってこと?」
お前もう帰れ。