第6話:委員長?
こんにちは、リョウです。
もう、俺の部屋に俺の場所はありません。
カナンとエミに占領されました。奪還不可能です。
誰かゲット○ッカーズ呼んでください。
「兄さん、電話です」
俺に電話?珍しいな。普段ならケータイにかかってくるのに。
「はい、もしもしリョウです」
「もしもし、荻原?」
「委員長?」
「委員長って呼ぶな。」
電話の相手は通称、委員長。本名 斉藤 茜。
1−5のクラスの委員長。俺の知ってる中でもっとも常識人だ。
「で、いきなりどうしたんだ?」
「実はねクラスのことで相談したいことがあるんだけど・・・。」
俺は、アカネの推薦でクラスの副委員長をやっている。
「今から、荻原に家行っていい?」
「別にいいけど。」
「じゃあ、今から行くね」
それから、10分後にアカネはやってきた。
そして、部屋に案内すると。エミもいた。カナンもいた。
「あれ?委員長何してるの?」
お前が何してんの?
さっきまでいなかったのに、また屋根から来たのか。
「エミこそ・・・・」
委員長びっくりしてるよ。
俺は、アカネに俺とエミが幼馴染でよく来ることを話した。
「なるほどね」
やっと納得してくれたらしい。
かれこれも2時間説明している。
「つまりどういうこと?」
まったく理解してねえ。
俺の周りには、常識人はいないらしい。
その後、クラスのこと話す時間は無かった。