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できそこないの新人類  作者: 空豆
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平和的日常

当たり前の日常に嫌気がさし、日々に微々たる変化を求めていた僕だったが、僕がとばされた世界では、1つだけ元の世界に付け加えられた事柄があった…

あたりさわりのない会話や平凡な日常をただ送っている毎日に僕わ嫌気がさしていた。そして僕わ常々こう思う、変化がほしいと。変化といってもたいした変化じゃなくていい、微々たる変化でなければおそらく僕の体がもたないだろう。しかし現実わ同じことの繰り返しだ。別に友達がいないわけじゃない。中学で知り合ってから高校も同じ、なんとなく気が合う二人が僕の側にわいる。幸せなのかもしれない。ただその時の僕わまだ、平凡な日常というものの価値を見極められなかった愚かな高校2年生だった。

西園寺礼、僕わ礼とよんでいる。昔わさいちゃんと呼んでいたが部活やらの関係で今わ礼と呼んでいる。こちらのほうがスポーツにおいて名前を呼ぶ際に迅速に反応できるからだ。もっともさいちゃんのほうが愛着は、あるのだが。もう一人僕にわ友達がいる。それが伊藤醍醐。礼とわ部活を通して仲良くなったが伊藤醍醐とは、僕がクラスに馴染めなかったときに、最初に声をかけてきてくれたことがきっかけだった。だいちゃん「伊藤醍醐」は、関西育ちで、それから九州にやってきたので言葉のイントネーションが少し異なっている。僕わその九州と関西がいりまじったよくわからない話し方がけっこう気に入っている。

そして青山健、これが僕の名前だ。二人からは、たけるとよばれている。自分でいうのもなんだが、ごく普通の容姿にこれといった特技もない、ただ日頃から物事を真剣に考えてることは、確かだ。

その日も、当たり前の日々を当たり前のものとして過ごし三人で帰路につこうとしていたところだった。しかし、その日を境に、当たり前の日常が、普段僕が平凡だと思っていた日常が帰ってくることわなかった。犬の散歩の途中で誤ってリードを離し、そのまま走り去っていく犬のように、僕の元にわ戻らなかった。

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